2022.09.12
日本で行われる葬儀は仏式葬儀が多いですが、仏式の中でも宗派によって作法が異なります。
菩提寺が決まっていればそこに依頼すればいいのですが、菩提寺がない場合や、宗派が分からないという人はどうすればいいのでしょうか。今回は葬儀での宗派のことについてご紹介します。
【どんな宗派があるのか】
日本の仏教は、現在のところ13の宗派に分かれています。
●法相州(ほうそうしゅう)
●華厳宗(けごんしゅう)
●律宗(りっしゅう)
●天台宗(てんだいしゅう)
●真言宗(しんごんしゅう)
●融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)
●浄土宗(じょうどしゅう)
●浄土真宗(じょうどしんしゅう)
●時宗(じしゅう)
●臨済宗(りんざいしゅう)
●曹洞宗(そうとうしゅう)
●黄檗宗(おうばくしゅう)
●日蓮宗(にちれんしゅう)
神道は4つの宗派があります。
●出雲大社教(いづもおおやしろきょう)
●金光教(こんこうきょう)
●黒住教(くろずみきょう)
●神理教(しんりきょう)
キリスト教は2つあります。
●カトリック教
●プロテスタント教
【宗派が分からなくて困ること】
今まで生活してきて、自分の家の宗派が分からなくて困ったという経験はあまりない人が多いでしょう。
そのことから、普段調べたり、聞いてみようと思う機会もないため、いざという時に困ってしまうという人が多いようです。
お寺離れが進み自分の家の菩提寺が分からないという人もいます。生活する中では困りませんが、お葬式やお墓の話になると話は変わり、しっかり知っておく必要があります。
宗派によってお葬式の意味というのも異なり、作法も変わってきます。そもそも宗派が分からなければお葬式をどこに頼むのかも分からなくなり、もし違う宗派でお願いした場合、親戚などから「うちの宗派ではない」と家族、親戚間で問題が起きてしまいます。
また、お墓においては、違う宗派で葬儀をあげて戒名をつけてしまうと、その後、遺骨を納めてもらえないということがあります。
そうなってしまった場合は、住職の人の考え方にもよりますが、お墓はその人が信じている人のためのものなので、違う考え方の葬儀をあげた人を入れてしまうことができないという考えからお葬式をあげ直すか、お墓を新たに探すことになってしまいます。
生活する上では、あまり困ることはありませんが、知っておかないとお葬式やお墓では、後から大変な問題になる可能性があります。しっかり事前に確認しておきましょう。
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