2022.06.27
お布施は、僧侶の方に直接渡すのがマナーです。しかし、どのタイミングでどのように渡せば良いのか疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。「お布施」も遺された遺族の準備のひとつです。
マナーをしっかり心得ておきましょう。
【お布施を渡すタイミング】
●葬儀
葬儀でお布施を渡すタイミングは、お通夜の後か葬儀が始まる前、そのタイミングで渡せなかった場合は、葬儀が終わった後に渡しても問題ありません。
●法事、法要
自宅に来てもらった場合は、法要が始まる前に挨拶できるタイミングがあれば、その際に渡します。もし、時間の都合などで始まる前に渡せなかった場合は、終わった後の挨拶の際に渡します。
自宅ではなく、寺院で法要を行う時は、入り口で受付がある場合が多いです。その際は受付の人に渡す場合もあります。受付の人に尋ねてみましょう。
受付がない場合は、法要が終わってお礼の挨拶をする際に渡します。
【お布施の渡し方】
きちんと準備をしても、渡す際に失礼な渡し方をすれば台無しです。
お布施の封筒をそのまま僧侶に渡すのはマナー違反です。
切手盆(小さなお盆)に乗せて渡す方法と袱紗の上にお布施を置いて渡す方法があります。
●切手盆(小さなお盆)に乗せて渡す方法
小さな黒塗りのお盆を切手盆と言います。葬儀社に置いてあり貸し出してくれるので、もし準備ができなかった場合は事前に借りておきましょう。まず、お布施を自分の方に向けて切手盆の上に置きます。渡す際は、右回りに回して、お布施を相手の方に正しい向きになるようにして僧侶に渡します。
●袱紗に置いて渡す方法
お布施を封筒のまま渡すことはしません。袱紗に包んで持参し、僧侶の前で袱紗を開いて渡します。
畳んだ袱紗にお布施を乗せて、僧侶に両手で差し出します。その際にお布施の向きは、相手から見て正面になるようにします。
また、袱紗の色は暗い色の物を選びます。
葬儀、法事、法要の前であれば、「本日はよろしくお願いします」などの挨拶、葬儀後や法事、法要の後に渡す際は、「本日は供養していただき、ありがとうございます」など一言添えて、お渡しすると気持ちが伝わると思います。
お布施を渡す時に、誰かに託したり、どこかに置いて渡すのは失礼になります。きちんと顔を見て、誠意のある対応をしましょう。
【まとめ】
感謝の気持ちと誠意が伝わるように正しいマナーを守ってお布施を準備し、お渡しできるようにしましょう。
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