2022.06.20
前回は、お布施の書き方についてご紹介しました。今回は、包み方や金額の相場などについて詳しくご説明します。
供養に足を運んでくれた僧侶に対して失礼のないようにマナーをしっかり知っておきましょう。
【お布施の包み方】
●奉書紙の包み方
奉書紙でお布施を包む場合は、奉書紙で包む前に紙幣を半紙などで包みます。半紙などで包んだ紙幣を奉書紙でさらに包みます。半紙で包む際、ザラザラした面に紙幣を置き、ツルツルした面に文字を書きます。
・中包みの包み方
①半紙を右に少し傾けて斜めにします。
②半紙の真ん中に、肖像画が描かれている面を上にして置きます。
③右下の部分を上に、左下の部分を下に谷折りにします。この時、折り曲げる場所が紙幣に対して垂直になるように折りましょう。
④紙幣が半紙に隠れて見えなくなるように左側の部分を右に2回に分けて折ります。
⑤右側部分を巻きつけるように折り、余った部分を後ろに折り込みます。
・奉書紙の包み方
①奉書紙を縦に置きます。
②真ん中より少し左に中包みを置きます。
③左側から中包みを包み込むように谷折りします。
④右側からも包み込むように谷折りします。
⑤さらに下側から、そしてその次に上側から同じように包み込むように折ります。
失敗しないように一度、違う紙で練習してから折ると良いでしょう。一つ一つ丁寧に折っていきましょう。
●白封筒の包み方
白封筒をお布施の封筒に使用する場合は、郵便番号が書かれていない無地のものか「お布施」「御布施」と印刷されているものを選びましょう。
白封筒の上部分に肖像画が描かれている面がくるようにして丁寧に封筒に入れます。白封筒を使う場合は、中袋は必要ありません。
【金額の相場】
葬儀や法事、法要の時のお布施は僧侶に対しての対価ではありません。ですから、明確な金額は決まっていません。
相場が分からないと準備に困るという人もいると思いますので、相場をご紹介します。あくまでも相場ですので地域によっても違いがあります。
・通夜、葬儀→15万から20万(葬儀でお渡しするお布施は、読経料や戒名料が含まれているので少し高額になります。宗派によっても相場が異なるので事前に確認しましょう。)
・四十九日法要→3万〜5万
・一周忌法要→3万〜5万
・三回忌法要→1万〜5万
・七回忌法要→1万〜5万
・納骨時→1万〜5万
・お盆法要→5千〜2万(四十九日後、初めてのお盆の場合は、3万〜5万円になります。)
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