2022.06.13
家族や親族が亡くなると、葬儀や法要で僧侶の方をお呼びして供養してもらうという人が多いと思います。
お布施を渡す時のマナーをご存知でしょうか。今回は、実際にお布施を渡す際に知っておきたいマナーについてご紹介します。
【お布施とは何か】
お布施は僧侶に読経をしていただいたり、戒名をつけていただいたりした時にお礼として金銭を渡すことです。しかし、お布施とは金銭だけを指しているわけではありません。見返りを求めることなく、人のためにできることをする感謝の心です。
原則、僧侶の行った読経や戒名に対する対価ではなく、ご本尊に捧げるものになります。ご本尊を守る寺院の維持費や活動するために使われます。そのため、基本的に金額は決まっておらず、それぞれの感謝の気持ちになります。
【お布施の書き方】
お布施は、「表書き」「中袋」「裏面」とあります。それぞれご説明します。その時が急にきても焦らずに対応できるようにしておきましょう。
●表書き
お布施を渡す際は、奉書紙か白封筒を使います。
その正面中央部分に「御布施」と記入します。市販のものは初めから書かれている場合が多いです。その時は記入しません。
(もし、お布施以外に交通費や宴席代を別で渡す場合も、同じように正面中央部分に「御車料」「御膳料」と記入します。)
袋の下部分に名前を記入します。名前は、「名字のみ」「〇〇家」「氏名(フルネーム)」で書く場合があります。どの書き方でも問題はありませんが、地域などで違いがあるため、迷った場合は、地域でどのように行われているのか確認するようにしましょう。
●中袋
中袋はお布施のお金を入れる袋になります。中袋の中央には、お布施の金額を旧漢字で記入します。
中袋の裏面の左下には、「郵便番号」「住所」「電話番号」「氏名」を記入しましょう。番地などの数字も漢数字を使います。
●裏面
裏面は表面の書き方によって違ってきます。
表面に「名字のみ」を記入した場合、裏面には「氏名(フルネーム)」と住所、電話番号を記入します。
「〇〇家」と記入した場合は、裏面に喪主の氏名(フルネーム)を記入し、表面に「氏名(フルネーム)」を記入した場合は、住所と電話番号を裏面に記入しましょう。
奉書紙ではなく、白い封筒を使う際は、裏面の右上に金額、左下に喪主の氏名、住所、電話番号を記入しましょう。
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