おくやみのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜散骨のマナー②〜

2022.06.06

前回は散骨する時のマナーについて詳しくご紹介しました。

今回は、散骨できる場所についてご説明します。お気に入りの場所や思い出のある場所に散骨したいという思いがある人がほとんどだと思いますが、周囲の人の迷惑になる場所は避けなければいけません。

 

【ご自身の私有地】

自分が所有している自宅の庭や山などは散骨しても問題ありません。

しかし、自分の所有地で散骨する場合も、散骨のルールやマナーはしっかり守りましょう。また、自治体で禁止されていないかなども事前に確認が必要です。

自宅であっても近隣の人に迷惑にならないように十分に配慮しましょう。

今後引っ越す予定があったり、売りに出したりする予定があるという人はその場所に散骨するのは避けた方が良いです。

 

 

【海】

散骨する場所で1番にイメージするのが海ではないでしょうか。

海は基本的に所有者がいないので、散骨をすることができる場所です。

しかし、広い海のどこでも良いというわけではありません。

海産物への風評被害や観光産業のイメージを守るためにも漁場は避けましょう。そして、レジャーで訪れる海水浴場も避けます。

その他にも船の航路など避けた方がいい場所がいくつかあります。

海で散骨する場合は、人目につかない沖合に行くことをおすすめします。沖合に行くためには船に乗って行く必要があります。

散骨をするために船を出してくれる専門の業者もあります。海に散骨したいけれどどこに散骨すれば良いのかなど迷っている人は、専門業者にお願いして、人目のつかない静かな沖合まで案内してもらうと良いでしょう。

 

 

【山】

自分の所有地であるか、所有者の人に了承を得た場合のみ散骨が可能です。

国が所有している山や自然保護区は散骨できません。

また、水質保全の観点から水源から遠いかどうかの確認が必要です。

 

 

【川】

海と同じように川への散骨もイメージする人は多いかもしれません。しかし、川への散骨は難しいのが現状です。多くの川は私たちの生活用水として利用されていることがほとんどです。

また、川の水は工業用や農業で使われていることも多く、そこで散骨すれば、様々な問題が考えられます。多くの人に迷惑をかけることになるので川への散骨は控えた方が良いです。

 

 

【専門業者が管理している場所】

散骨を請け負う会社の中には、その業者が管理している散骨場所を所有している場合があります。

専門の知識はもちろん、経験も豊富なのでやり方から全て安心してお任せすることができます。

信頼できる業者を家族で相談して決めましょう。

 

【まとめ】

散骨に法律での決まりはありませんが、近隣の人に迷惑をかけないこと、周囲の環境に悪影響を与えないことが大切です。

個人で散骨を行う場合は、事前に問題がないかどうか色々と確認しておくことがとても重要です。

 

 

 

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