2022.05.16
色々と自宅葬についてご説明してきましたが、今回は参列する側の注意点や知っておきたいことについてご紹介します。
故人と最期のお別れをしたいという人がほとんどだと思いますが、自宅葬を選ぶ遺族側には様々な感情があります。マナーをしっかり知っておきましょう。
【自宅葬に参列をして良いのか】
一般的に葬儀はたくさんの人に来てもらい、盛大に執り行うのがよしとされています。新型コロナウイルスの影響もありますが、そんな中、「自宅葬」を選ぶ遺族は、家族や近い近親者のみで、気を遣わずにひっそりと故人との最期のお別れをしたいという意志によって行われています。
そのため、遺族から「参列してほしい」との連絡がない場合は、参列や弔問をしないのがマナーです。
手紙で訃報の知らせが届いた場合は、そこに葬儀の日時が記載されていれば遺族から「参列をしてください」と案内されていることになります。葬儀の日時が記載されていない場合は、参列を控え後日、弔問するかお悔やみのお手紙を出しましょう。
【香典、供花は送っても良いのか】
自宅葬での参列は難しいということであれば、訃報を聞いて何もしないというわけにはいかないと香典や供花を送ろうと考える方も多いと思います。
この香典と供花も自宅葬の場合、辞退する遺族が多いです。
訃報の案内がきた時に辞退されていることが記載されているか確認しましょう。遺族から辞退されているのに送るのはマナー違反です。遺族の意志を尊重しましょう。
【参列する場合の服装】
「自宅葬」であっても、一般葬と変わらず参列者は喪服を着用します。正喪服、準喪服、略喪服とありますが、自宅葬の場合は、略喪服でも問題ありません。
男性は黒や紺のスーツ、女性は黒や紺のワンピースやアンサンブル、小物は黒で揃えて参列します。
【弔問に訪れても良いのか】
葬儀に参列できない場合は弔問したいと思いますが、弔問客が続くと、故人のことを思い出し、遺族にとっては辛い時間になってしまうこともあります。故人や遺族との関係性にもよりますが、少し時間を置いて、連絡してから行くようにしましょう。また、連絡した際にお断りをされた場合は、遺族の気持ちを考えて日を改めるようにしましょう。
【まとめ】
自宅葬は遺族が故人と近い人だけで静かにひっそりと執り行いたい場合の葬儀です。参列者は、遺族の気持ちを最優先に考えましょう。
「自宅葬」にはメリットもたくさんありますが、場所の確保や近隣の人たちへの配慮など、色々な準備が必要になります。
「自宅葬」を希望する場合は、事前に葬儀社などと相談して、話し合っておくとスムーズに進められるでしょう。
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