おくやみのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜知っておきたい自宅葬のこと②〜

2022.05.09

前回は、自宅で葬儀を執り行う上で良い点についてご紹介しました。今回は、自宅葬を執り行う上での注意点や確認しておきたいこと、自宅葬の流れについて詳しくご説明します。

 

【自宅葬を行う時に注意すること】

●自宅にスペースがあるかどうか

自宅で葬儀を行う際は、自宅にそのスペースを確保できるかどうか確認が必要です。昔は一部屋も広く、自宅で葬儀を行うのに十分なスペースが確保できましたが、最近の家の間取りでは難しい場合があります。

祭壇を置くかどうかや、人数によっても変わってきますが、6畳ほどのスペースがあれば葬儀が可能と言われています。

また、マンションや集合住宅では、自宅葬自体ができないという場合もあります。事前に調べておきましょう。

棺がエレベーターに乗るかどうかも確認が必要です。見た目では無理そうであっても奥側を広げられるようになっているエレベーターもあります。マンションの管理人などに事前に聞いておきましょう。

そして、家のスペースだけでなく、家の前に霊柩車を停められるスペースがあるかどうかも確認する必要があります。

 

 

●近隣の人への確認と配慮

自宅で葬儀を行う際は、たくさんの参列者が出入りしたり、棺が運ばれてきたりします。葬儀の前に近隣の人へ一言確認を入れておいた方が安心です。

車での参列者が多い場合は、近隣の迷惑にならないように駐車場を準備しておきましょう。

マンションの廊下や玄関前の道路での立ち話しなどは控えましょう。

 

●参列者への対応

自宅葬なので、参列者も故人と仲が深い方に限られます。一般葬とは違い自由度も高いです。しかし、参列してくださった人に何もしなくてもいいというわけではありません。

身内だけであっても、わざわざ足を運んでくれた方にお茶やお菓子などをお出しする準備をしておきます。

また、電車で来る方、車で来る方、両方に迷わずに家に来られるように事前に配慮しましょう。

 

●準備や作業の負担

一般葬と違い、自宅葬では、遺族たちが負担することが増えます。

準備や片付けなどの負担があります。葬儀社を通さず、全て自分たちで行う場合は、全ての準備や進行なども考える必要があり、かなりの時間と手間がかかります。事前に十分な準備をしていなければ難しいかもしれません。

 

 

【自宅葬の流れ】

先ほど述べたように全てを自分で執り行うのは、かなりの時間と手間がかかります。

なかなか難しい事なので、今回は、葬儀社を通して自宅葬を行う時の流れをご紹介します。

①死亡診断書を受け取る

病院で亡くなった場合、医師から死亡診断書を受け取ります。その後、葬儀社に連絡して運んでもらいますが、「自宅葬にしたい」ことを伝え、自宅に運んでもらいます。

 

②自宅に運ぶ

北枕に寝かせて、葬儀社がドライアイスや枕飾りを準備します。

地域や遺族の思いによりますが、ロウソクやお花やお線香を準備します。

 

③通夜

湯灌などを行う際は、湯灌を終えてから納棺します。その後、儀式で必要なものを葬儀社と一緒に準備します。(葬儀社によっては、全て準備してくれるところもあります。)

 

④葬儀

参列者の焼香や献花のあと、最期のお別れをして、火葬場へ向かいます。

祭壇などの片付けは、葬儀社がしてくれるところがほとんどですが、自宅ですので、火葬場に向かわず、留守番をする人が必要になります。

 

 

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