2022.03.07
前回は、精進落としとはどういうものなのか。また、どんな人を呼ぶのかなどについてご説明しました。
今回は、精進落としの流れや料理の内容についてご紹介します。
【精進落としの流れ】
流れを事前に知っておけば、その時がきても焦らずに対応できるでしょう。
①始めの挨拶
基本的には喪主が挨拶をします。しかし、決まっているわけではないので、他の人が挨拶をしても問題はありません。
僧侶、精進落としに出席する人が揃ったのを確認して挨拶をしましょう。
出席してくれた人に葬儀が無事に終えられたことのお礼、これまでの故人との関係に感謝の気持ちを述べ、ゆっくり食事をしてくださいという内容の挨拶をしましょう。
②献杯の挨拶
始まりの挨拶が終われば献杯の挨拶に入ります。
始めの挨拶と同じ人が献杯の挨拶をしても良いです。もちろん別の親族の方が献杯の挨拶をしても問題ありません。喪主以外の人が献杯の挨拶をする場合は簡単な自己紹介があれば丁寧でしょう。
献杯は乾杯とは異なります。静かな声で故人に敬意を表して献杯しましょう。
③終わりの挨拶
献杯をした後、宴席に入ります。
故人との思い出話しなどをしながら、食事をします。
タイミングを見計らって、終わりの挨拶をします。一般的には1時間から1時間半程度です。葬儀で疲れている方もいるかもしれないので、あまり宴席の時間が長くならないように配慮しましょう。
終わりの挨拶も喪主または親族代表の方が行います。もう一度出席してくれた方達に感謝の気持ちを伝え、これからの法要の予定なども分かっていれば伝えておきましょう。
【席順】
僧侶が出席する場合は、僧侶が最上席になります。その次に会社の関係者、友人、知人、親戚という順に座ります。
主催者である喪主は入り口付近に座ることが多いです。
主催する遺族はこの席順を間違えないように席次表を準備しておけば安心です。また、準備に余裕があれば席に名札を置いておくことで出席する方もスムーズに席につくことができるでしょう。
出席する側としては、遺族からすすめられた席に座ります。それがたとえ上座であったとしても遺族の気持ちとして受け取りましょう。
もし、僧侶が食事を辞退した場合は、無理に引き止めず、「御膳料」を渡します。相場は五千円から一万円で白い封筒の表書きに「御膳料」と書きます。お車代と一緒に渡すのがスムーズです。
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