2021.01.18
お通夜、葬儀、告別式が終われば、火葬、骨上げを行います。
火葬は、故人の遺族や親族のみで行うのがほとんどなので、参列する機会は多くはありません。いざ参列する時に困らないよう、火葬場での流れやマナーについてご紹介します。
【火葬とは】
火葬とは、葬送の方法の一つでご遺体を焼いて残った骨を葬ることです。
文化や宗教によって、ご遺体をどのようにするかは違ってきますが、日本では、99%以上が火葬を選んでいます。
昔は、土葬が主流でしたが、衛生面や日本という狭い土地での土地問題も手伝い火葬が主流になったようです。
【火葬までの流れ】
葬儀、告別式が終わると祭壇から棺をおろします。
・別れ花
参列した人とご遺体の周りにお花を飾ります。故人に近い人からというのが一般的なので喪主、親や兄弟、子供、親族という順番でお花を飾ることになります。
ここで故人との思い出の物を入れたいという人もいると思います。どんな物でも入れられるわけではないので一緒に入れたい物がある人は事前に確認しておきましょう。
・出棺
棺は重さがあるので何人かで寝台車まで運びます。
運ぶ時も車に乗せる時も故人が家に戻らないようにという意味を込めて、足側が先にくるようにということを頭に入れて運びましょう。
寝台車に運んだ後は、代表の人が出棺の見送りをしてくれる参列者に対し、お礼の挨拶をします。
火葬場へは、基本的には故人と近い立場の人だけが参列します。火葬場へ向かわない参列者は、できるだけ出棺に立ち会うようにしましょう。寒い時期でもこの時はコートを脱ぎ、礼装で合掌か黙礼をして見送りましょう。
・火葬場へ
遺族や親族は、自家用車、タクシーまたはバスで移動します。位牌を持った喪主は寝台車に乗ります。
続く車は、遺族、近親者、友人と血縁の深い順番で乗ることが多いです。
バスで向かう場合は、運転席の後ろに喪主、その隣に遺族の代表者。
そこから血縁の深い順番で座ります。
・火葬
火葬炉の前に棺を置いた状態でお別れする「納めの式」をします。
この時に僧侶の読経やお焼香も行います。この納めの式が終わると棺が火葬炉へと運ばれ火葬が始まります。
火葬には、1〜2時間かかります。その間、僧侶、参列者の方にお茶やお菓子を準備します。
・骨上げ
2人1組で1つの骨をはし渡しして骨壷に入れます。
故人をこの世からあの世に橋渡しするという意味があります。
まずは足から、腕・腰・背骨・肋骨・歯・頭蓋骨、と下半身から順番に拾っていき、最後に喉仏の骨を故人と繋がりが深い人が収めます。
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