おくやみのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜法事法要の種類と意味①〜

2018.11.12

「法事」「法要」など、学校や職場などでよく耳にする言葉ですよね。しかし、それがどういったものなのか理解している人は少ないのではないのでしょうか。故人が亡くなってから何回行うのか、しっかり答えられる人はどのくらいいるでしょうか。今後、家族の代わりに主催することになるかもしれません。また、参加する時にも意味を知っているのと知らないのでは違いますよね。今回は、その法事と法要の種類や意味についてご紹介します。

 

【法事と法要の違い】

法事と法要は、同じ・・・と思っている人も多いと思います。でも、少し違いがあります。

お坊さんにお経をあげてもらうことを「法要」と言います。法要は遺族が故人を偲び、冥福を祈るため、故人を供養するために人々が集まって行う儀式のことです。「追善供養(ついぜんくよう)」とも言います。仏教には、死者は6つの世界のどれかに生まれ変わるという言い伝えがあります。どの世界に生まれ変わるかは、生前の行いによって決まると言われているのですが、死者が少しでも良い世界に生まれ変われるようにと、遺された者が変わって供養するというのが「追善供養」の意味と言われています。

一方、「法事」とは、法要、追善供養の後の会食までのことを言います。「法要」と会食を合わせたものが「法事」と考えるといいでしょう。法事の中に法要が含まれているので、同じと思ってしまう人が多いかもしれません。

 

【忌日法要】

仏教では、人が亡くなってから一定の日数で法要を行います。これを「忌日法要」と言います。

忌日法要は、命日を含めた日数で数えます。

 

・7日目「初七日」

・14日目「二七日」

・21日目「三七日」

・28日目「四七日」

・35日目「五七日」

・42日目「六七日」

・49日目「七七日」「四十九日」

・100日目「百か日」

 

死後七週間は、故人はあの世とこの世を行き来して、さまよっているそうです。死後七日ごとに七回にわたり、生前時のお裁きを受け、四十九日目に行き先が決まるのだと言われています。なので、遺された者は故人が良い行き先になるように当日、または前日に追善供養を行うのです。

初七日と四十九日以外は遺族だけで行うことが多く、百か日は四十九日と一緒に行うことが多いようです。また、初七日も遠方の親戚などにもう一度集まってもらうのが困難な場合は葬儀の後に行うことが増えています。

 

【最後に】

あたり前に使っていた言葉も、一つ一つに意味があります。どれくらいの期間で行うかなども知っていれば心構えができ、その時が来たら、故人への感謝の気持ちを込めて供養することができるのではないのでしょうか。

 

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