おくやみのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG ~法事法要でのお布施~

2018.10.08

法事法要の際に、僧侶にお渡しするお布施。慣れていない人にとって、どんなタイミングで、いくらくらいお渡ししたら良いのかわからないものです。
そこで今回は法事法要の際のお布施を渡すタイミングと相場についてご紹介します。

 

【法事と法要の違いとは?】

 

法事と法要は同じ意味だと思われている方もいるかもしれませんが、厳密にいうと違います。
法要は遺族が亡くなられた方の冥福を祈るため行う「追善供養」のことであり、具体的には僧侶にお経をあげてもらうことを指しています。
法事は、法要の後の会食までを含んでいます。法要は法事の中の1部であるということですね。

 

【お布施を渡すタイミング】

 

お布施を渡すタイミングは、必ずこれでなければならないという1つのタイミングがあるわけではありません。

中でも最も丁寧な渡し方とされるのは、法事法要の前に直接お寺にお伺いしてお渡しする方法です。

法事法要当日にお渡しする場合は、法要が始まる前のご挨拶のタイミングで、
「今日は○○のためのお勤めをどうぞよろしくお願いします。些少ではございますが、お納めください。」
「本日は○○の○回忌のために、お世話になります。どうぞお納めください。」
と言った言葉を添えてお渡しましょう。

法事法要前に時間が取れなかった場合は、後に渡しても構いません。その場合は
「本日は○○の○回忌のために、心のこもったお勤めをありがとうございました。どうぞお納めください。
「本日はどうもありがとうございました。些少ですがどうぞお納めくださいませ。」
と言った言葉を添えましょう。

また法事で会食の場を設けている時は、そのタイミングでお渡しする場合もあります。
もし、僧侶のみ席をご辞退された場合、「御膳料」をお包みするのが通例です。

合同法要の場合は、受付が用意されていることがあります。
その場合は、受付の方にお布施を渡しましょう。

これといった決まりはないものの、忘れてしまうことを避けるため、
できるだけ先にお渡しする方が良いでしょう。

 

【法事法要のお布施の相場】

 

お布施は感謝の気持ちをお包みするものですから、金額が決まっているものではありません。
しかしそうはいってもどれくらいの金額を包めばいいのか知っておきたい方のために、目安をご紹介します。

四十九日法要や1周忌法要のような、特に重要とされている法要の場合は、3万円~5万円程度が目安です。
3回忌以降になると1万円〜5万円程度が目安のようです。
祥月命日法要となると、5000円〜1万円程度を目安にしましょう。

ただし、これらはあくまでも目安です。
地域やこれまでの菩提寺との関係性などによって、独自の金額をお渡ししている可能性があります。
家族親戚などに聞くことができる場合は、事前に確認しておくと安心ですね。

 

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