2020.12.28
前回に引き続き、喪中の時のお正月の過ごし方についてご紹介します。色々とマナーがあり、気を付けることが多いですが、故人のことを思ってお正月を過ごすことが何より大切です。
慌ただしい年末年始ですが、マナーを知って穏やかなお正月を過ごしましょう。
【初詣】
今年は、喪中に関わらず初詣に行くのを躊躇いますが、喪中の場合でお話しします。
神社とお寺で考え方が異なります。
神社は、死を穢れとする考えがあるので、喪中の期間は鳥居をくぐってはならないという教えがあります。ですから神社への初詣は避けた方が良いでしょう。
お寺には、そのような考えはないので、喪中に行っても問題ありません。
【お年玉】
お年玉も新年をお祝いする意味があるので渡すのは控えるべきです。
しかし、子供たちは楽しみにしています。がっかりさせないよう別の形で渡す準備をする人も多いようです。お年玉袋ではなく、お小遣いとしてや、図書商品券などで渡すとお祝いのお金という意味は無くなるので良いのではないでしょうか。
【お歳暮】
お歳暮は先祖の霊を祀る行事のための食べ物も持ち寄って、みんなで食事を共にしたというのが始まりだと言われています。
目上の人への感謝の気持ちを表す挨拶として渡すものという意味が今は大きいかもしれません。どちらにしてもお祝いごとの意味はないので、通年通りにやり取りしても問題ありません。
【お墓参り】
忌中、喪中の人がした方が良いこととしては、お墓参りです。
故人を悼むための期間ですのでお墓参りへ行くことは相応しいと言えるでしょう。
世間が初詣などに出かけている間にお墓やお墓の周りの汚れを掃除して過ごすのも良いですね。
しかし、あくまでも普通のお墓参りだということを忘れてはいけません。
仏花も正月向けのものが売られていますが、縁起物の松飾りなどは選ばないようにします。
お正月に親戚が大勢で集まるという家庭もあると思いますが、喪中の期間は新年をお祝いする意味で集まるのは控えます。
故人のことを思うという意味で集まり、みんなでお墓参りに行くのは良いでしょう。
【まとめ】
基本的には、喪中の期間はお祝いごとは控えて静かに過ごすようにしましょう。
最近では、昔ほど喪中の過ごし方も厳しくありません。細かい考え方も各家庭で異なります。それぞれの家族で話し合い、マナーを理解しながら、故人を偲ぶ気持ちを持ってお正月を過ごしましょう。
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