季節の行事マナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜意外と知らない年賀状のマナー②〜

2019.11.25

前回は、年賀状の由来や賀詞などをご紹介しましたが、今回は最低限知っておくべき年賀状の書き方のマナーと喪中はがきについてもご説明します。

【感謝の気持ちを書く】

賀詞のあとには、日頃のお付き合いの感謝のや近況報告、相手を労う言葉などを書きます。
例) 「昨年はお世話になりました 本年もよろしくお願いします」

また、「ご健康とご多幸をお祈り申し上げます」などを添えると、より丁寧な印象を相手に与えます。

【正しい年号、日付の書き方】

「元旦」にはもともと「一月一日」という意味があります。ですから「令和⚫年一月一日元旦」は重複表現があるので、間違いです。正しくは「令和⚫年元旦」になります。

【、。などの句読点は書かない】

昔の日本は手紙やお祝いごとには「区切りをつけない」という意味で句読点を使わない習慣がありました。そのことから、基本的に年賀状にも句読点を使わない方が良いとされています。
句読点を入れないと読みづらいようなら、改行して読みやすいように書くといいでしょう。

【忌み言葉に気を付ける】

年賀状は、新年を迎える喜びの気持ちを相手に伝えるものですので、明るく晴れやかな言葉を使い、暗く不吉なことを連想できる言葉は避けましょう。

⚫避けるべき言葉
去年 終わる 衰える 切れる 落ちる 離れる 苦しむ 失う など

「去年」は、使ってしまいがちですが、去る、離れるという意味があるので
「昨年」 「旧年」を使うといでしょう。

【一言でもコメントを書きましょう】

たった一言でもいいので、今自分が頑張っていることなど、コメントを手書きで入れることにより、あたたかい年賀状になりご縁を繋ぐかもしれません。
また、自分の近況を書きすぎるのはNGです!相手のことを思いやる言葉を大切に、自分のことは控えめに書くのがマナーです。

【喪中の場合…】

一年以内に身内に不幸があったら、喪に服するために新年のご挨拶を控えるのが一般的です。喪中であるため年賀状を送らないことを喪中はがきでお知らせします。
喪中はがきに関して特に正しいマナーというものはありませんが、失礼にあたらない喪中はがきの出し方をいくつかご紹介します。

⚫喪中はがきを出す時期
11月中旬~12月初旬に届くように出す

⚫前文を省略
「拝啓」「敬具」などは省略する

⚫句読点を入れない
年賀状同様、句読点を使わずに行頭の一文字下げもしない

⚫年賀欠礼以外のことは書かない
誰がいつ何歳で亡くなったことなどを書き、近況報告は書かない

⚫華美なデザインのものは避ける
落ちついた色のデザインを選び、文字色は薄墨色が一般的

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?
新しい年の訪れを祝い、祝福の言葉を贈る年賀状。
一年の初めに交わす年賀状の書き方やマナーを知ったうえで、よりよい年賀状を送ってください。
また、喪中はがきには明確なマナーはありませんが、ポイントをおさえて準備をしてみてください。

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