豆知識のマナー

その場のふくさ(袱紗)の色選び

2022.07.20

 

ふくさ(袱紗)は結婚式やお葬式の時に祝儀袋やお香典を包むためのものです。その種類には、まるで服のように多くの色や柄があります。そのため、購入する際に多すぎて迷ってしまうことがあると思います。実は袱紗は自分の好みだけで決めていいものではないんです。袱紗には思いやりの心を表し、喜びや悲しみを共有するとされる意味もあり、その思いやりを示すその時に合った色や柄があります。今回は袱紗の色や柄についてご紹介していきます。

 

 

お祝いごとの時に適切な色

 

暖かな感じの印象を持つ色がベストです。暖色系の色がそれに当たります。
例を挙げると、赤やピンク、オレンジ、えんじなどになります。どれも明るめで、暖かい気持ちにさせてくれる色ですよね。
名前だけ聞くと逆と想像される水色や緑色ですが、地球に色は無限にあり、実際の感じが暖かで明るい印象を持つのであれば、水色や緑色でも問題ございません。少し難しく思ったら無難に暖色系の色を選びましょう。

 

 

お悔やみごとの時に適切な色

 

「お祝いごとの時に適切な色」の反対と思ってもらえればいいでしょう。寒色系の色がそれに当たります。見た目に冷たい印象を持つ色を選ぶといいと思います。
例を挙げると、青や紺、グレー、深緑などの色が一般的になります。上記で挙げた水色や緑色も冷たい印象の色であれば、弔事用として使えるでしょう。

 

 

両方に使える色

 

袱紗は、結婚式やお葬式の時以外に使用する機会はあまりないものです。念のために両方の袱紗を用意して持っておくのがベストですが、一枚で済むのであれば助かるという方もいるのではないでしょうか。

そこで万能な色として「紫」が挙げられます。暖色系にも寒色系に両方に入る色です。また、ユニセックスでも持てる色ですよね。一枚持つなら「紫」を私はおすすめします。ただし気をつけてほしいのが薄い紫色はお祝い事にしか使えないので覚えておきましょう。

寒色と暖色がリバーシブルになっている物もあります。とても便利ですが、使用するときには表裏を間違えない様に気をつけましょう。

 

 

 

柄は基本的に無地の物を選ぶのが無難です。
お祝い事の時は、松竹梅や鶴など、おめでたい、縁起のいい柄が良いとされています。またここ最近ではレースをあしらったようなかわいい袱紗もあるようです。

 

 

まとめ

 

今も昔も、男女ともにお祝い事やお悔やみ事で金封を袱紗に包んで持って行くのはマナーです。お祝い事で寒色系の袱紗を取り出すと、華やかな雰囲気が壊れてしまう場合があります。その時その時に合った袱紗の色で気持ちを表し、失礼のないようにしていきましょう。
難しく考えないで困ったら「紫」がおすすめです。ふくさの色のマナー、この機会に覚えておくといいですね。

面白かった、参考になった、など少しでも感じていただけましたら、
バナーをクリックしていただけたら幸いです。
ブログランキングの為に応援をぜひよろしくお願いします。
貴方のクリックが私の励みになります。またのお越しをお待ちしています!

ブログランキング・にほんブログ村へ

ふくさを買うなら「FUKUSA FACTORYオンラインショップ」へ

日本のマナーをご紹介,日本の文化 総合情報サイト