2021.12.13
「寒中見舞い」のハガキはどのように認識していますか。
何となく年賀状の代わりのような、年賀状を出していない人への返事としてという考え方の人も多いのではないでしょうか。
今回は、寒中見舞いの意味と書き方のマナーについてご紹介します。
【寒中見舞いとは】
寒中見舞いの「寒中」とは、二十四節気の「小寒」と「大寒」にあたる期間です。本来の「寒中見舞い」の使い方は、この気候が一番厳しい時期に相手を気遣って出すあいさつ状として送る物でした。
しかし、「寒中見舞い」は自身が喪中の場合も相手が喪中の場合もどちらでも送ることができ、幅広い用途で現在は使われています。
他にも、年賀状を出さなかった相手から年賀状が送られてきた時の返事や、喪中の人相手に年賀状を送ってしまった時のお詫びとして活用する人もいます。
【出す時期】
寒中見舞いは、「松の内」を過ぎてから立春の前日までに出します。
立春以降に出す場合は「余寒見舞い」になります。
この余寒見舞いは暦の上では春になっていますが、実際には寒さが続いている時期に出します。いつまでに出すかは細かく決まっていません。寒い地域であれば3月頃まで出されることもあります。
【寒中見舞いの内容】
①寒中見舞いの挨拶
冒頭の挨拶なので、少し大きめを意識して書きましょう。
②時候の挨拶と相手への気遣いの言葉
時候の挨拶は省略することもできます。
③近況を伝える言葉
出来るだけ、具体的に書くと相手にも伝わりやすく喜ばれます。
④今後のお付き合いをお願いする言葉
あいさつ状として使う場合に書きましょう。
⑤相手を気遣う言葉
「寒中見舞い」の本来の目的は、寒い時期に相手のことを気遣うためのあいさつ状です。必ず書くようにしましょう。
⑥日付
令和○年○月というように記載します。
⑦差出人
家族で連名の場合は夫、妻の順で記し、子供の名前は書かないのが一般的です。
それぞれの状況に合わせて、年賀状のお礼や喪中の方へのお悔やみの言葉、「余寒見舞い」の時期は、進学、就職、引っ越しなどの報告を伝えても良いです。相手が喪中の場合は、「おめでとう」などの言葉は避けるようにしましょう。
【まとめ】
寒中見舞いを書く機会は少ないかもしれませんが、お互いの近況や相手への思いを届けることのできる心のこもったあいさつ状の一つです。相手に対して、失礼がないようにマナーをしっかり守って、相手への気遣いを大切にしましょう。
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