豆知識のマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜知っておきたい釣書の書き方①〜

2021.09.06

釣書という言葉を知っていますか。

人生の中で釣書が必要なのは、お見合いなどの縁談をする時だけです。機会は少ないですが釣書を見てその人が判断される場合もあります。

相手に良い印象を与えるためにも釣書の書き方を知っておきましょう。

 

【釣書とは】

関西では、「つりしょ」、関東では「身上書」と呼ばれていることが多いです。

お見合いをする前に、相手の方に渡して、この釣書を見てお見合いを進めるかどうか決めることになります。

名前、住所などを書くもので就職で言うと履歴書のようなものになります。釣書に書いたイメージで自分の印象が変わり、お見合い当日の展開も変わってきます。

好印象になるように書き方に十分に注意しましょう。

 

【準備するもの】

●便箋

昔は、奉書紙に毛筆で書くのが一般的でしたが、最近では簡略化され、便箋にペンで記入する人が多いようです。

あまり派手な便箋は避けるのが無難です。無地で大きさもA4かB5が書きやすいでしょう。

●ペン

ペンは消えてしまう鉛筆やシャープペンシルは避けて、黒色のペンを選びます。筆ペンや万年筆を選ぶとよりきちんとした印象を与えることができます。

●封筒

便箋に合った封筒か和紙か白無地の封筒を準備しましょう。

茶封筒や郵便番号枠がある封筒は避けます。

 

 

【書く内容】

まず釣書は、縦書きで記入するのがマナーです。

 

●氏名、生年月日、住所

どれも戸籍に載っている正式な字で省略せずに記入します。

氏名や地名など、読みにくい字の場合は、ふりがなを添えておくと丁寧です。

 

●学歴、職歴

中学校卒業以降を記入します。

名門の幼稚園や小学校を卒業していてアピールしたい場合はそこから記入します。

浪人や留年は敢えて書く必要はありませんが、中途退学した場合は、後で知るよりその時に知らせる方が良いので、中途退学の前向きな理由も含めて書きましょう。

職歴は、現在勤めている勤務先のみの記入で良いでしょう。

正式な会社名、部署、役職を書きます。

転職している人は、その転職がプラスの印象を与えられる場合は記入します。基本的に転職を繰り返していることは日本では良い印象を与えないのでよく考えましょう。

男性は、経済力が求められるので年収を書く人も多いようです。

 

●資格、趣味、特技

資格については、持っている全ての資格を書く必要はありません。

アピールしたい資格を記入しましょう。

趣味は、お見合いをする上で重要です。自分をアピールできるように工夫しましょう。

例えば、趣味が読書や音楽鑑賞の場合、その具体的な内容を書くと話が膨らみそうですね。

 

●身長、体重

身長は必ず記入する必要がありますが、体重については特に記載がなくても問題ありません。

写真を同封するので見ればある程度は分かるはずです。

 

●その他

お見合い相手に知ってほしいことを記入します。

アピールしたいこと、結婚後大切にしたいことなども書いて良いでしょう。

また、宗教、車や家のローンなどの借金についても後で知らせるのではなく釣書に書いていた方が後でトラブルになりません。

相手への条件などは、あまり良い印象は与えないので避けることをおすすめします。

 

 

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