2021.08.23
茶道をしたことがない人は、お茶会に参加するとなると戸惑ってしまうことが多いと思います。
仕事やお付き合いなどで急にお茶会に参加する時に困らないよう、お茶会での最低限のマナーをご紹介します。
【お茶会の種類】
●茶事
懐石のフルコースで正式なお茶会のことです。
時間も4時間ほど行われ、少人数で開かれます。
●大寄席のお茶会
たくさんの人を招いて開かれるお茶会です。
気軽なお茶会などもあり、ほとんどの人が招かれるのはこちらのお茶会だと思います。
【服装】
この服装も「茶事」と「茶会」では、決まりも異なってきます。
茶事では、日本の正装である着物かスーツを着用して行くのがマナーです。
茶会は茶事に比べて気軽な集まりになるので、そこまできちんとした服装でなければいけないという決まりはありません。しかし、その茶会にドレスコードが決まっているのかどうか事前に確認しましょう。
ドレスコードが決まっていなくても清潔感を心がけ、ジーンズなどのカジュアルすぎる服装は控えましょう。また、ジーンズは脚が痺れやすいのでその点でも避けた方が無難です。
女性は時計や指輪などのアクセサリーは茶碗を傷つけてしまう可能性があるので外して行きましょう。
香水も豊かなお茶の香りを邪魔してしまうので避けましょう。
畳の部屋で行われることが多いので、靴下は清潔なものを身に付けて行きます。白が好ましいです。替えを持っていると特に安心です。
【持ち物】
●扇子
お茶席には必須の道具になります。100均などでも揃えられますのでお茶会に行くことになったら必ず準備しましょう。
茶席に入る時の挨拶の時に使います。この扇子を開いて扇ぐことはマナー違反になるので気をつけましょう。
●懐紙
お菓子を乗せるのに使います。使い終わったら折りたたんで持ち帰るのがマナーです。
基本は白の無地ですが、最近では女性用に絵柄のついたものも売られています。
●楊枝
菓子切りとも言い、お菓子をいただく時に使用します。
何度も洗って使えるのでステンレスの物が便利です。懐紙と一緒に持っておくと良いです。
●袱紗
お点前する時に道具を清めるのに使います。
あまり使う場面はないのですが、最初に準備する物の一つです。万が一のために準備しておくのが大人のマナーですね。
●古袱紗
お茶の飲みまわしや、道具を拝見する時に使います。
袱紗と同じで基本的に使うことはあまりないのですが、万が一の備えで準備しておきましょう。
●数奇屋袋
お茶席にバッグは持って行かないので必要な物を入れておくものです。
全て準備できない場合は、最低限でも扇子、懐紙、楊枝の3つを揃えて行くのが良いでしょう。
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