2021.04.12
贈り物は、お祝いやお悔やみの時などに相手のことを考えて選び、様々な気持ちと共に相手のもとに贈ります。
相手のことを思って選ぶだけで十分なのですが、贈り物には、その時々で相応しくない物があります。相手に嫌な思いをさせないよう、知っておきましょう。
【贈り物として相応しくないとされている物】
●くし
「苦」や「死」を連想するため、縁起が良くないとされています。
●ハンカチ
ハンカチは用途として、涙を拭うものとして連想され「別れ」を想像することから贈り物には相応しくないと考えられています。
白いハンカチは亡くなった方の顔にかけるイメージが強くあるのでやめておきましょう。
しかし、最近ではあまり気にせずに贈られることもあるようです。お祝いに適した華やかな柄のハンカチを選びましょう。
●切れる物
ハサミや包丁などの切れるものは縁を「切る」という連想ができるため、贈り物、特にお祝い事の贈り物には不向きだと考えられています。
【結婚祝いに相応しくない贈り物】
「別れる」「切れる」というのが想像できる物は結婚のお祝いの贈り物としては相応しくありません。
上記でも紹介した「刃物」は「切れる」というイメージが強いため、結婚のお祝いとしては避けた方がいいでしょう。
また、グラスや食器も「割れる」というイメージから「別れる」ということに繋がるので相応しくないと言われています。
ご祝儀も2つに割り切れない枚数を包むのがマナーです。
贈り物に関しては、その人との関係にもよりますが、相手にこれが欲しいとお願いされれば、相応しくされていないとされる包丁や食器を贈ることも問題ありません。
【引越し、新築祝いに相応しくない贈り物】
お家に関するお祝いですので、「火事」を連想できるような贈り物は避けましょう。
同じ意味合いで「赤い物」も控えた方が良いです。
また、壁にかけるような絵画や時計も、壁に穴を空けることになります。リクエストされていれば別ですが、何も言われていない場合は避けた方が無難です。
置き場所に困るような大きな物も相応しくありません。住む人の好みの物がこれから増えていくお家に大きな物を贈ってしまうと迷惑になるかもしれません。
【目上の人に相応しくない贈り物】
友人へ贈るのは問題ありませんが、目上の人、上司の人に贈るのは避けた方が良い贈り物があります。
一つは、スリッパなどの履物や靴下や下着です。
スリッパなどの履物は踏みつける物なので失礼になります。靴下や下着も同様で「下」という文字が入るので「下に見ている」という意味合いに取られることがあるので注意しましょう。
二つ目は、鞄や筆記用具など仕事に使う物です。「これでもっと仕事を頑張れ」という意味が含まれてしまいます。目上の人への贈り物としては相応しくありません。
最後に現金や商品券です。「お金に困っていますよね」と言われているように感じます。直接的な贈り物は避けたほうが無難です。
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