お祝いのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜知っておくべき結納のマナー③〜

2020.07.13

前回は、結納の服装や結納金の相場などをご説明しました。今回は、正式結納の当日の流れなどをご説明します。

 

【結納当日の流れ】

結納の準備が終わったら、いよいよ結納当日です。大事な結納ですので、失敗はしたくないですよね。ここでしっかりと確認しておきましょう。

①結納品を飾る
正式な結納品は9種類
目録・長熨斗・金包・勝男武士(かつおぶし)・寿留女(するめ)・子生婦(こんぶ)・友白髪・末広・家内喜多留(やないぎたる)
飾る場所は、和室なら床の間かその前、洋間ならテーブルの上に飾ります。

②両家着席
先に男性側が部屋に入って飾り付けをして着席し、続いて女性側が部屋に入って飾り付けをして着席します。
席は、床の間に向かって右が男性側、左が女性側というのが一般的です。
入口から遠いところが上座となります。女性が男性側に嫁ぐ場合、男性側が上座に座り、男性が女性側に婿入りする場合、女性側が上座に着席します。

③初めの挨拶
仲人がいない場合、男性の父親が進行役を務め、初めの挨拶をします。

例)
このたびは、⚫⚫家と■■家の素晴らしいご縁をいただき、ありがとうございます。本日はお日柄もよく、結納の儀を執り行わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

④男性側が女性側に結納品を贈る
まず、男性側の母親が結納品を飾り台ごともち、女性本人の前に運びます。
結納を渡す時は仲人か男性側の父親、男性本人が口上を述べます。

男性側
これは⚫⚫からの結納品でございます。
幾久しくおめでたくお納めください。

女性側
ありがとうございます。幾久しく、お受けいたします。

⑤女性側が受書を渡す
受け取った結納品の中から、女性本人が「目録」を手に取り全員で目を通します。女性が口上を述べ一同深く礼をした後に女性の母親が受け取った結納品を飾り台に運び、最後に「結納品をうけとりました」という「受書」を男性本人に渡します。

⑥女性側から男性側に結納品を納める(結納返し)
関西は、男性側だけが結納品を納めますが、関東は女性側からも男性側に結納品を納めます。

⑦男性側が受書を渡す
女性側が受書を渡す時と同じ流れで渡します。

⑧婚約記念品のお披露目
婚約指輪などの「婚約記念品」を準備している場合は、ここでお披露目します。

⑨締めの挨拶
男性の父親から締めの挨拶をします。その後、記念撮影や食事会を行います。

 

【結納当日の注意するべきこと】

結納品は、まとめて風呂敷に包み持参するのが基本です。紙袋やビニール袋は失礼にあたるので、やめましょう。
また、風呂敷の結び目は「ほどく」→「別れ」を連想させてしまうので、行きは結び目を作らないよう注意しましょう。行きとは逆に結納品を持ち帰る時は、「結んだ縁がほどけないように」という意味から、風呂敷をしっかりと結びます。

 

【最後に】
いかがでしたでしょうか?
結納は決まりごとの多い儀式です。晴れの日を失敗のないよう進めるためにも、流れやマナーをしっかりとおさえておきましょう。

 

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