お祝いのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜お食い初めのマナー①〜

2020.03.09

赤ちゃんが誕生したら、たくさんのお祝い儀式があります。お食い初めもそのひとつで、生まれてから100日目で行う儀式です。
今回は、お食い初めのルールやマナーをご説明します。

 

【お食い初めとは?】

お食い初めは、「百日(ももか)祝い」とも呼ばれ、赤ちゃんが生後100日まで健康に育ったことをお祝いする儀式であり、「赤ちゃんが今後食べ物に一生困らないように」と、願いが込められています。
生後100日目に行うのが一般的ですが、地域によっては110日目や120日目で行うこともあるようです。
お食い初めには祝い膳をならべますが、この頃の赤ちゃんはまだ母乳やミルクなどを飲んでる時期で食事が出来ないので、食べるマネをします。

 

【お食い初めの由来】

お食い初めは、平安時代から行われていたと言われています。その頃は、生後50日目の赤ちゃんにお餅の入った重湯を口に含ませる儀式があり、それが由来とされています。
その後、生後100日目となり、「お食い初め」と言われるようになったのは、室町時代になってからと言われています。
現在の形式が定着したのは、江戸時代に入ってからのことです。

 

【お食い初めの時期は?誰を招待する?】

お食い初めと言えば、生後100日目に行うのが一般的ですが、必ずしも100日目に行わないといけない訳ではありません。母子の体調を最優先に考え、最近では家族のみまたは、両家の親御さんを招いて家族でお食い初めを行う場合も多いので、みんなで集まりやすいお盆やお正月に合わせて行う家庭もあるようです。

昔は親戚含めて大勢招待し、赤ちゃんのお披露目を兼ねていましたが、最近ではご両親と住まいが離れているなどの理由で、夫婦だけで行う場合もあるようですが、特に問題はありません。

 

【お食い初めの準備】

お食い初め当日までの準備、実際何をすればいいのか、特に初めての場合は戸惑いますよね…順番にご説明していきます。

①お食い初めのお料理
一般的にお食い初めの「祝い膳一式」は、母方の祖父母が贈る風習があります。そしてお料理は、「一汁三菜と鯛の尾頭付き」が基本です。

⚫鯛の尾頭付 
鯛は赤い色がめでたいとして、昔から日本ではお祝いの席で用意されます。
福をもたらす七福神の恵比寿様が釣っている魚も鯛です。

⚫赤飯
白米に、小豆や「ささげ」で赤く着色します。
赤飯には邪気を祓ったり、魔除けの意味があります。

⚫お吸い物
お吸い物は、「吸う」力が強くなるようにという意味が込められています。
貝(ハマグリ)を入れるのが一般的で、良い伴侶に巡り会えるという意味があります。

⚫煮物
季節にあった野菜の煮物を用意します。人参と大根で紅白を表したり、六角形に野菜を切り長寿のシンボル「亀の甲羅」に見たてたりします。
そして、煮物によく入れられている食材にも1つずつ意味があります。

蓮根 先を見通せる力がつくように
里芋 子沢山に恵まれるように
筍  まっすぐにすくすく育ちますように

⚫香の物
季節の野菜を漬けた香の物や酢の物などを用意します。

 

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