2019.02.18
長寿を祝う節目の年齢には、昔からいつまでも長生きして欲しいことを願い、家族でお祝いをしてきました。
そんな長寿の節目にはそれぞれ名称と由来があることをご存知ですか?
今回は、長寿のお祝いについてご紹介します。
【長寿祝いの名称・由来について】
昔から長寿のお祝いは還暦から始まって、数え年の誕生日でお祝いをしていましたが、最近では満年齢でお祝いする人が多いようです。
(還暦だけは、満60歳でお祝いします。)
還暦(かんれき) 数え年61歳、満60歳
還暦とは、60年で十干十二支が一回りして再び生まれた年の干支に還ることから、元の暦に戻るという意味でこのように呼ばれています。
よく、赤いちゃんちゃんこを着てお祝いしますが、赤いちゃんちゃんこは、赤子に戻りもう一度生まれ変わって出直すと言う意味があり、無病息災を祝福します。
緑寿(ろくじゅ) 数え年66歳、満65歳
緑寿とは、77歳、88歳、99歳などゾロ目の賀寿があることから、2002年に百貨店協会が提案し始まりました。
66歳を(ろくろく)と見立て、「緑緑寿」を簡単にしたものです。
最近では、65歳で定年退職される方も多く、ご退職祝いと一緒に緑寿のお祝いをされてもいいかもしれません。
古希(こき) 数え年70歳、満69歳
古希とは、唐の詩人▪杜甫の詩「人生七十古来稀なり」に由来しています。
現在は70歳よりも長生きする人が多いですが、昔は短命な人が多く、70歳まで生きるのは本当に稀でした。
原文の表記は「古稀」ですが、常用漢字には無いので、現在では「古希」と書くことが多いようです。
喜寿(きじゅ) 数え年77歳、満76歳
喜寿とは、「喜」と言う字を草書体で書くと七が3つ重なっているような形になり、七十七と読めることに由来しています。
傘寿(さんじゅ) 数え年80歳、満79歳
傘寿とは、「傘」の略字が「八十」に見えることに由来しています。
米寿(べいじゅ) 数え年88歳、満87歳
米寿とは、「米」という字を分解すると「八十八」に見えることに由来しています。日本では、「八」は末広がりで縁起がいいとされているので、八が2つ重なる88歳をお祝いする習慣が生まれたようです。
卒寿(そつじゅ) 数え年90歳、満89歳
卒寿とは、「卒」の略字が「九十」に見えることに由来しています。
昔は90歳まで生きる人は非常に少なかったため、卒寿祝いをすることは、
ほとんどありませんでした。
白寿(はくじゅ) 数え年99歳、満98歳
白寿とは、百の字から一を引くと「白」になることに由来しています。
100から1を引くと99となり、99歳のお祝いとして白寿と呼ばれるようになりました。
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