季節の行事マナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜意外と知らない年賀状のマナー①〜

2019.11.18

そろそろ、年賀状印刷の早割が始まる時期ですね。最近少しずつ年賀状を送る人が減ってきているようですが、年賀状の文化はまだまだ根強く、お正月に届いた年賀状を見るのは楽しいですよね。
毎年送っている年賀状ですが、年賀状の正しい書き方やマナーをご存知ですか?
今回は、年賀状の由来や知っているようで意外と知らない年賀状のマナーをご紹介します。

【年賀状の由来と意味】

年賀状は、奈良時代より続く日本独自の習慣で、宮中で貴族が新年の挨拶を文にして交換したのが、始まりと言われています。一年間お世話になった方々に感謝の気持ちを込め、新年のお祝いの言葉と変わらないお付き合いをお願いする挨拶状です。
昔から、新年を迎えたら目上の方にお祝いのご挨拶をする「年始の挨拶回り」という習慣がありましたが、だんだんと遠方へのご挨拶が難しくなり、年始の挨拶回りのかわりに年賀状を書いて送るようになったようです。
そして明治時代になると、郵便はがきが発行されるようになり、年賀状を送る習慣ができました。
親しい相手には、結婚・出産・進学・就職などの近況報告をする意味もあります。

【賀詞とは?】

年賀状の最初に書く「謹賀新年」 「迎春」 「あけましておめでとう」などを
「賀詞」と言います。それぞれに意味があり、年賀状を出す相手によっても使う賀詞を選ぶ必要があります。

【賀詞の種類と意味】

⚫一文字の賀詞
・寿 おめでたい
・福 しあわせ

⚫二文字の賀詞
・賀正 
「お正月を祝う」と言う意味で、「賀」はお祝いの気持ちを相手に伝えるという意味があります。

・迎春 
「新年を迎えた」と言う意味で、昔は立春の頃に元旦だったので、春が新年を表しています。

その他にも、慶春・賀春・新春・初春などがあります。

⚫四文字の賀詞
・謹賀新年
「謹んで新年のお祝いを申し上げます」と言う意味で、目上の方だけではなく親しい友人への年賀状にも使え、誰に使っても失礼にあたらない賀詞です。

・恭賀新年
「恭(うやうや)しく新年をお祝い申し上げます」と言う意味で、謹賀新年よりかしこまった印象ですが、同じような意味の賀詞です。

⚫文章の賀詞
・あけましておめでとうございます

・謹んで初春のお慶びを申し上げます

・謹んで年頭のご祝詞を申し上げます

会社の上司や年上の方々に送る年賀状に1~2文字の賀詞を使うのは失礼にあたるので、四文字もしくは文章の賀詞を使いましょう。

【年賀状を送る時期は?】

年賀状は、12月25日までに投函すると元旦には届くと言われています。
もし出すのが遅くなり、1月7日(松の内)以降になってしまった場合は、「寒中お見舞い」で送りましょう。

松の内とは、門松などのお正月飾りを飾っておく時期のことを言い、関東では1月7日まで、関西では1月15日までとなっています。

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