2019.01.14
結婚式では、ご祝儀を包んで持って行くスタイルが多いですが、ご祝儀は新郎新婦の関係性によって、包む金額が変わってきます。
そんな中、北海道や青森など、北の方の地域では、昔から主流になっている「会費制披露宴」というのも広まりつつあります。会費制披露宴は、ご祝儀ではなく、会費が一律で決まっている結婚式です。
会費制の結婚式の招待状が届いたとき、どうしていいのか分からず、戸惑う人も多いと思います。今回は、会費制披露宴のマナーについてご紹介します。
【会費制結婚式にする理由】
冒頭でご紹介たように、ご祝儀制の結婚式だと関係性によって金額が変わってくることが、会費制披露宴にする理由の一つです。
会費制の結婚式は男性女性、年齢など関係なく、みんな会費が同じです。その会費の金額も、ご祝儀で包む金額より低く設定されていることが多いです。
新郎新婦のたくさんの友人や同僚などに気軽に負担なく、参加して欲しいという思いが一番の理由だと思います。
【会費制結婚式でご祝儀は必要?】
会費制披露宴に招待された場合、基本的にご祝儀は必要ありません。新郎新婦の思いから会費制披露宴にしています。そこでご祝儀をもらうと、その思いとは、違ってきます。ですから、会費以外のご祝儀は包まないのがマナーです。
【会費の渡し方】
会費制の結婚式でも、友人など、新郎新婦以外の人が受付をしていると思います。ご祝儀を渡す際はご祝儀袋に入れて渡すのがマナーですが、会費の場合はそのまま財布から渡しましょう。
時間を取らせず、スムーズに渡せることが一番です。受付の人は間違いがないかその場で金額を確かめるので、袋などに入れると逆に面倒になってしまいます。スムーズに進めるためにも、お釣りのないように準備することも忘れずに、できるだけ綺麗なお札を用意しましょう。
また、「お祝いの気持ちです」と受付でご祝儀を渡すのもやめましょう。会費以上の金額を渡すのも良くありません。友人などが頼まれて受付をしているため、そこで金額が合わなくなってしまったり、バタバタと受付をしている中でご祝儀を受け取り、新郎新婦へ渡す時に伝達が上手くできないという失敗が起こりやすくなってしまいます。あくまでも、この時に必要なお金は会費だけと覚えておきましょう。
どうしても直接財布からお金を出すのに気が引ける人は、封筒にお金を入れ、封はせずに持って行きましょう。それでも、渡す時は封筒から出した方がいいかもしれません。
会費制での会費の渡し方としては、いかに受付の人が素早く、確実に進めることができるかを考えて準備するといいと思います。
【まとめ】
会費制の披露宴では、基本は新郎新婦の思いを受け取って、ご祝儀を渡さないのがマナーです。それでも、どうしてもお祝いの気持ちを、と思う人は現金を包むのではなく、何か二人が喜びそうなプレゼントを渡すのが良いでしょう。
これから招待されるかもしれない会費制披露宴。しっかりマナーを守って二人をお祝いしましょう。
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