2022.11.21
前回は、ホテル葬の流れについて詳しくお伝えしました。今回は、ホテル葬の特徴についてご紹介します。ここでも一般的な葬儀とは異なることがお分かりいただけるかと思います。特徴をよく理解し、自分たちがホテル葬に向いているのかを考えてみてください。
【ホテル葬の特徴】
●遺体は持ち込めない
様々な目的で利用する会場なので、遺体を持ち込んでの葬儀はできません。ホテルによっては遺骨も持ち込めないこともあります。ホテル葬の場合は事前に葬儀を済ませておく必要があります。
●焼香ができない
先ほどと同様、様々な用途でホテルは利用されるので、会場に匂いが染み付いてしまうと困ります。焼香の代わりに花を一輪ずつ捧げる方法やキャンドルに火を灯す献灯が行われます。
●交通の便が良く、駐車場も完備されている場合が多い
ホテルは、比較的アクセスしやすい好立地なことが多いです。そのため、遠方から葬儀に訪れる参列者は移動が便利です。また、そのホテルに宿泊することができます。
そして、車で来る人にとって困るのが駐車場です。ホテルであれば駐車場が完備されていることがほとんどです。
●会場が広い
葬儀会場では、大きな会場でも最大で200人程度の人数になります。大型ホテルの場合、300人収容の大型ホールもあります。
●設備がしっかりしている
ホテルであれば控え室やロビーがあります。式の前後や途中に待機してもらう場所の心配がいりません。
また、音響や照明についても設備がもともと整っているので、必要になっても事前に準備する必要がありません。
年配者や車椅子で訪れる人がいる場合もバリアフリーの対応がしっかりしています。
●料理を選ぶことができる
ホテルは様々な料理を提供しています。故人の好きだった食材、料理の内容を相談して決めることができます。
●費用が高い
前回の記事でもご紹介しましたが、費用は規模や人数にもよりますが、一般的な葬儀より高くなります。
●葬儀専門のスタッフはいない
対応してくれるスタッフは、ホテルのスタッフになります。接客などの技術は高いですが、葬儀専門ではありません。
通常、ホテルに提携している葬儀会社がありますので、相談して場合によっては入ってもらうことをおすすめします。
【まとめ】
一般的な葬儀とは異なる点が多い「ホテル葬」です。
メリットとなる特徴もありますが、デメリットになってしまう特徴もあります。手間や費用もかかることなので、親族と十分に話し合って決めましょう。
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