おくやみのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜2つ以上の法事を同時に行う時のマナー①〜

2022.10.03

本来、年忌法要はそれぞれ一人ひとりに営むことが理想ですが、一年のうちに何度も親族などが集まることは、日程的にも経済的にも難しいことがあります。同じ年に二つ以上の法要が重なった場合、法要をまとめて行ってもいいとされています。今回は、その際のマナーについてご紹介します。

 

【併修】

仏教の年忌法要は逝去した日から幾年経ったかによって名称や概要が違います。年忌法要は「実施すると良い」という年が決まっており、毎年実施されるわけではありません。しかし年忌法要の数も少なくはないので、一年うちに重なることもあります。逝去した人が複数人であれば負担は増えます。

親族、近しい人も何度も足を運ぶことになるので負担になることもあります。どちらの負担も軽減できる方法が「併修」、または「合斎」です。

「併修」(「合斎」)とは、2つ以上の法要が重なった時に、それを同時に行うことを意味します。

 

【注意点】

●亡くなってからまだ年数が浅い場合は、個別に法要を行います

一周忌や三回忌、まだ亡くなってから年数が浅い個人の法要は併修をするべきではありません。なるべくそれぞれの故人で個別に法要を行うことをおすすめします。どの回忌まで個別で法要を行うべきかは、地域やお寺によって違います。「併修」で行いたい場合は、菩提寺や年長の親族の人に相談しましょう。

 

●日程は、もっとも最近の没年月日か早い方の命日に合わせます

法要の日程を組むのに2つの考え方があります。

1つ目は、一番最近に亡くなった人の命日に合わせるという考え方です。

2つ目は、1年のうちで早い方の命日に合わせる考え方です。

どちらを選択するかは菩提寺や年長の親族の人に聞いてみましょう。

 

●お知らせに併修であることを明記します

お知らせの文面の最初には、一番最近亡くなった人の戒名と回忌名から書きます。そして、必ず「併修」であることを明記しましょう。

できれば、トラブルを避けるためにも初めて「併修」を行う際には、お知らせを届ける前に事前に「併修」で行うことを年長の親族の人に相談して決める方が良いでしょう

 

●併修は同じ年の回忌に限ります

今年の法要と次の年の法要を同時に行うのは良くありません。同じ年の回忌に限って併修を行いましょう。

 

【まとめ】

「併修」とは、何か。「併修」する際の注意点についてご紹介しました。この考え方については、地域や宗派によって考え方が違ってきます。「併修」を考えている方は、事前に法要を行う寺院の僧侶へ相談しましょう。

 

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