2022.07.04
一般的に人が亡くなると葬儀で火葬をして、遺骨を骨壷におさめます。その遺骨をお墓におさめなくてはいけません。また、何らかの事情でお墓を移るという方もいるかと思います。その際の納骨の仕方や準備をご存知でしょうか。今回は納骨のマナーについてご紹介します。
【納骨とは】
納骨とは、火葬した後の遺骨をお墓や納骨堂におさめて供養することを言います。
しっかりと納骨をしたい場合、「納骨式」を行います。しかし、最近では、新型コロナウイルスの影響もあり、納骨式を行わず納骨をする人、また散骨をする人、ずっと手元に遺骨を置いておきたいと希望する人、様々な方法を選択する人が増えています。
家で遺骨を供養する方法もありますが、最終的には、納骨をする必要があります。納骨は、遺された遺族にとって大切な節目になります。当日までにしっかり準備をしておきましょう。
【納骨の時期】
納骨をする時期については決まっていません。お墓や納骨堂が決まっている場合と新たに探す場合では、準備の時間も変わってきます。
また、遺族の気持ちの問題も大きいです。焦らずに家族や親戚と話し合って納骨の日を決めましょう。
一般的に納骨をする時期として選ばれているタイミングをご紹介します。
●四十九日法要
最も一般的に納骨を行う時期として選ばれています。
しかし、この時期を選ぶのは、すでにお墓がある場合になります。
●百箇日法要
四十九日法要に納骨が間に合わなかった場合、この百箇日法要を選ぶ人が多いです。
百箇日は、「泣いて暮らす日々から卒業して、それぞれの生活に」という意味があることから納骨にふさわしく、区切りをつけられる日であると言われています。
●新盆
故人が亡くなってから初めてのお盆は、親戚などが集まって盛大な法要が行われることが多いです。家族、親戚の予定が合うこの時も納骨をするタイミングと言えるでしょう。
●一周忌法要
一周忌で「喪が明ける」ことになります。遺骨を手元に置いて故人を偲んでいた人にとって、一つの区切りとしてこの時を選んで準備をする人も多いです。
●三周忌法要
納骨の時期に決まりはありませんが、遅くても三周忌までには納骨をした方が良いです。
手元に置いておきたいという人もいると思いますが、家で保管するためには、遺骨を自分で管理しなくてはいけません。長期間家を空ける場合や火災が起きたときなど、遺骨がなくなってしまうということも考えられます。
納得できるタイミングをみて、納骨をしましょう。
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