おくやみのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜知っておきたい無宗教葬儀のこと①〜

2022.04.18

日本では信仰する宗教を自分で選ぶことができます。その信仰する宗教の流れで葬儀は執り行われます。しかし、特定の宗教を信仰していない人もいます。無宗教の葬儀はどのように行うのでしょうか。今回は無宗教の葬儀についてご紹介します。

 

【無宗教の葬儀とは】

無宗教というのは、信仰している特定の宗教がないというだけで神様や仏様の存在を否定しているというわけでは決してありません。

日本では、お正月には神社にお参りに行き、クリスマスも楽しみます。世界の中でも特殊で1つの宗教に囚われずに色々な行事を楽しんでいます。そんな影響から日本人は無宗教の人、無信仰的な考え方の人が増えています。

無宗教の葬儀とは、特定の宗派、宗教の考え方などに囚われない葬儀のことです。「自由葬」とも呼ばれ、僧侶による読経やキリスト教式の讃美歌斉唱などはなく、亡くなった故人の遺志や遺族の希望で葬儀の内容を決めることができます。

 

【無宗教葬儀の流れ】

流れは自由なので決まっているわけではありません。しかし、自由であればあるほど、葬儀の流れや段取りを決めるのに時間がかかってしまいます。一例をご紹介します。

 

①参列者の入場

②開式の言葉(この時に無宗教葬儀であることの説明をします。葬儀の仕方に故人の遺志などがあれば参列者に伝えます。)

③黙祷

④献奏や感謝の言葉(故人が好きだった音楽を流したり、時には生演奏を流すこともあります。故人へ向けて家族が思い出を語ったり、感謝の気持ちを伝えたりする時間に使うこともあります。)

⑤弔電の紹介(弔電が届いている場合は、読み上げます。)

⑥参列者へのお礼の言葉(遺族の代表者が参列者に対してお礼の言葉を述べます。生前に親しくしてくれたことなどへの感謝も伝えます。)

⑦献花(仏式などの宗教的な葬儀では、焼香を行います。無宗教の葬儀の場合は、故人へ花を捧げます。順番は、喪主、遺族、親族、参列者というのが一般的です。)

⑧お別れ(お顔を見て最期のお別れです。棺に入れたい物がある場合は、この時が最後になります。故人の顔を見られるのは最期になるので、時間が許す限り、参列者にも参加してもらいましょう。)

⑨閉式の言葉(閉式の言葉が終わると、棺が会場から運ばれ、出棺となります。)

 

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