おくやみのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜精進落としのマナー①〜

2022.02.28

葬儀にまつわる食事に「精進落とし」というものがあります。

通常の会食とは違うのでどのように振る舞えば良いのか迷うという人も多いと思います。

もちろん守らなければいけないマナーがあります。今回は精進落としの意味やマナーをご紹介します。

 

 

【精進落としとは】

かつては日本人の多くが仏教徒でした。その考え方で亡くなると四十九日間来世に向かう前に修行をすると言われています。その修行の苦しさを共にするという意味から亡くなった方の遺族も四十九日間は肉や魚を食べずに生活します。この修行に励むことを「精進」と言います。そして、この四十九日が明け、通常の食事に切り替わる時に食べられるのが「精進落とし」です。

しかし、現代では給食などもあり、全ての食事で肉や魚を食べないということは難しくなってきました。そのことからこの風習はどの地域でもなくなりつつあります。

現在では、僧侶や火葬に参列してくださった方に感謝の気持ち、ねぎらいの気持ちを込めて初七日法要の後に振る舞う料理を「精進落とし」と言うことが多くなっています。

精進落としは「精進上げ」や「お斎」と呼ばれることもあります。

 

【精進落としに呼ぶ人は?】

精進落としは一般的に火葬の後、初七日の法要をして、その後に行われます。そのため、精進落としに参加する人は火葬に参列をし、お骨上げまでご一緒してくださる方になり、基本的には親族のみの場合が多いですが、故人と親しかった友人などを呼ぶこともあります。

精進落としまで参加すると長い時間を費やすことになります。出席して欲しい気持ちと共に事前に了承を得て、精進落としに出席する人数を確認して料理を準備しましょう。

 

【通夜振る舞いと何が違うのか】

精進落としは、先ほどご説明した通り、火葬が終わり、初七日の法要の後に行います。

通夜振る舞いは文字の通り、お通夜の後に行われます。

この通夜振る舞いは、誰でも参加することができ、飲食をしながら故人を偲びます。できる限り多くの人に参加してもらいたいと考える遺族の方も多いようです。

お通夜に参列した人、全員が参加できるため人数の把握が難しいことから、大皿料理が用意されることがほとんどです。

しかし、このコロナ禍により大皿で取り分けて食べるということも難しくなり、寂しいですが、この通夜振る舞いを撮り行わないという葬儀も増えているようです。

 

 

 

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