おくやみのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜知っておきたい正しいお線香のあげ方②〜

2021.11.01

前回は、お線香の意味と、お線香をあげる時の手順や宗派によっての違いをご説明しました。

今回は、もう少し詳しくお線香をあげる時の注意点や弔問できない時にどうすれば良いのかなどをご紹介します。

 

【お線香をあげる時の注意点】

●お線香を立てる時

お線香を自分一人で立てる場合は、香炉の真ん中に立てて問題ありません。一人ではなく複数人いる場合は、香炉の空いている場所を探してそこに立てましょう。2本立てる時は離して立ててもくっつけて立ててもどちらでも良いですが、複数人お線香をあげる場合は、後の人のことも考えてくっつけて立てる方が良いでしょう。

 

●お線香に火をつける時

お線香に火をつける時、マッチやライターで直接お線香に火をつけるのはマナー違反となります。ろうそくに火が灯っていない時は必ずろうそくに火をつけてお線香に火をつけるようにしましょう。

 

●お線香の火を消す時

火をつけたお線香に息を吹きかけて火を消すのもマナー違反になります。お線香を持った逆の手であおいで消すようにしましょう。

 

●おりんについて

葬儀や法要の席では基本的におりんは鳴らしません。個人的に弔問に伺った際、お線香を立てた後に一度おりんを鳴らします。しかし、浄土真宗本願寺派は、おりんを鳴らしません。

 

【お線香の保存の仕方】

いつまでに使わなければいけないという使用期限はありませんが、保管には注意が必要です。お線香は熱に弱いので、直射日光が当たるような場所は避けて、日陰になる場所で保管しましょう。また、湿気にも弱いので、水周り付近に保管するのもやめましょう。

 

【弔問できない時】

訃報を受けて、どうしても弔問できない場合は、返事を曖昧にする方が迷惑になるので欠席の連絡をします。

代理人を立てるという方法もありますが、代理人を立てた場合でも本人が日を改めて弔問に伺うのが望ましいです。その際は、遺族のことも考えて四十九日を終え、少し落ち着いた頃に事前に連絡をして伺うようにしましょう。

葬儀の前日までに弔電を送るという対応もあります。その場合は、宛先は喪主宛てにします。

その他、香典や供物を送るという対応もあります。遺族の方の負担にならない方法を考えて検討してみてください。

 

【まとめ】

年齢を重ねるとどうしても葬儀や弔問の機会も増えていきます。

これまで特に深い意味を知らなかったという人もいるかもしれません。お線香をあげる意味を深く知れば今まで以上に気持ちを込めてお祈りすることができるのではないでしょうか。

 

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