おくやみのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜献杯のマナー②〜

2021.10.18

前回は、献杯の意味や方法などについてご説明しました。

今回は、献杯の挨拶を頼まれた時にどのようなことに注意して、どんな順番で話せばいいのかについてご紹介します。

【献杯の挨拶を頼まれたら】

●挨拶は手短に

挨拶が終わるまで食事に手をつけられません。

故人を思い話したいこともたくさんあると思いますが、1〜2分以内を目安に手短に済ませましょう。

 

●挨拶の注意点

献杯の挨拶のマナーとして、「たびたび」「ますます」など同じ言葉が繰り返されるものは、不幸が重なると連想されて縁起が悪いため控えましょう。「死んだ」などのストレートな表現も適切ではありません。故人への敬意を示し、「ご逝去」や「永眠」という言葉を選びましょう。

「四」「九」「生きる」という言葉も「死」を想像できるので控えます。

葬儀や法要をどの宗教で行うかによって選ぶ言葉も違ってきます。

故人を偲ぶための挨拶ということを忘れずに、故人を偲び、お悔やみの言葉を盛り込んで挨拶しましょう。

また、挨拶する時は故人に背を向けないように注意してください。

 

●挨拶文の作り方

献杯の挨拶を頼まれたら、その場で考えればいいと何も考えずに向かうのはやめましょう。短い挨拶とはいえ、その場で考えるのはとても難しいです。

挨拶の組み立ての参考にしてください。

 

①自分が故人とどんな関係であるか伝えます。(喪主自身が行う場合は省いても問題ありません)

②親族が行う場合は、来ていただいた方にお礼を伝えます。

友人や会社の上司の場合は、「突然のお別れで信じられません」などの自分の思いを簡単に語りましょう。

③親族の場合は、葬儀が終わり故人も安心しているということ、故人のことを偲んでいただく時間にしていただければという思い、を伝えます。

友人の場合は、故人との思い出を少し入れてもいいと思います。

④献杯に向けての掛け声をします。

「ありがとうございます」とお礼を言って席に戻ります。

 

【まとめ】

献杯の挨拶をするということは、それだけ故人との関係が深かったのだと思います。悲しみが深く挨拶を考えるという余裕はないかもしれません。頼まれたらポイントを思い出し、心を落ち着けて話してください。

「献杯」の挨拶には、その後の食事の雰囲気にも影響を与えます。失礼のないよう故人のことを思い、偲ぶ気持ちを心から伝え、恥をかかないよう献杯の意味をしっかり理解しておきましょう。

 

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