2021.01.11
前回は、家族葬を行う遺族側のマナーについてご説明しました。今回は、家族葬に参列する場合のマナー、また、呼ばれなかった場合のマナーについてご紹介したいと思います。
【参列するかどうか】
一般的な葬儀であれば、訃報を聞けば、すぐに駆けつけるのがマナーとされています。しかし、前回も説明したように家族葬は遺族の家族が参列する人を決めるので、遺族からお願いされた場合のみ参列します。
参列のお願いがない場合は、訃報を知っていても控えるのがマナーです。
【服装】
一般的な葬儀と同じくブラックフォーマルで行きましょう。
男性は、ブラックスーツを着用し、シャツは白で、ネクタイ、靴、靴下は黒のものを準備します。
女性も黒のワンピースや、黒のスーツで、肌の露出は避けます。
子供は、制服があれば制服を着用し、なければ落ち着いた色のきちんとした服を着用しましょう。
【香典】
家族葬の場合は、香典を辞退される場合が多いです。
お知らせをよく確認して、辞退されている場合は、香典を持参するのはやめましょう。良かれと思っても、香典返しなどで遺族に負担をかけることになります。
何も記載されていない場合、何も言われていない場合は、念のために準備して行きましょう。
【葬儀後】
一般の葬儀の後は、会食があるイメージがありますが、家族葬はない場合も多いです。その場合は、長居せずに失礼するようにしましょう。
もし会食のお誘いがあった場合は、遺族の方の色々な思いがあってのことです。お誘いは受けるのがマナーです。
また、どちらにしても喪主の方、遺族の方に一言声をかけて帰るようにしましょう。
家族葬で良かったのか、不安を持って選んでいる人も少なくありません。「故人とゆっくりお別れができて良かったです」「とても良い式でした」など遺族が安心できるような声をかけて帰りましょう。
【参列しない時のマナー】
遺族の方からのお願いがない限り、遺族の思いを汲み取って参列しないのがマナーです。お別れがしたいという人もいると思いますが、家族葬の場合は、その選択をした遺族の意志を優先しましょう。
供花や香典についても辞退されている場合は、それに従います。分からない場合は、事前に確認します。しかし、葬儀前の遺族はとても忙しいですし、断りにくいということもあります。少し引いて慎重に確認するようにしましょう。
【まとめ】
家族葬に参列した場合、遺族の方が周りに報告するまで、参列したことを言わないのも一つのマナーです。
家族葬に参列する人もしない人も遺族の意向を大切にするというのが一番大切です。遺族の方の負担にならないように配慮しましょう。
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