おくやみのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG ~お葬式の服装編①~

2018.08.06

お葬式は悲しい場面ですが、故人との最後のお別れの大切な場でもあります。また生きていれば、必ず参加することがある場ともいえるでしょう。そんな時、落ち着いてお別れができるよう、お葬式でのマナーを知っておきましょう。今回は服装編①です。

 

【一般的な服装は喪服】

 

一般的には、お葬式には喪服を着て参列します。

喪服とは元々は遺族と近親者が喪に服していることを示すものです。しかし現在でいう喪服とは、もう少し広い意味で、葬儀や法事などの時に着る黒や薄墨色の礼服のことを指します。礼服と喪服は混同されがちですが、礼服は冠婚葬祭で着るものと言う意味ですので、喪服は礼服の一部です。

喪服は正喪服、順喪服、略喪服3つに分けて考えられます。礼装の格式を第一礼装、準礼装、略礼装と分けるようなイメージですね。

1つずつご紹介していきます。

 

【正喪服】

 

一般的には、遺族や近親者のみが着用します。

着用時期:葬儀・告別式、そして1周忌の法要までです。

*男性*

・和装

・モーニングコート

モーニングコートは昼間の正礼装です。お通夜での着用はしません。

*女性*

・和装

・ブラックフォーマルウェア

体のラインが出ないシンプルなデザインのワンピース、スーツ、アンサンブルが一般的。

襟元は詰まったもので、長袖(夏は6~7分袖でも可能)、スカート丈はひざ丈~くるぶし丈、といった具合に肌の露出を最小限に抑えたスタイルです。

色は黒で光沢のない素材の無地です。

スーツの場合はブラウスも黒いものを選びます。白や柄物を着てはいけません。

ストッキングやタイツも黒無地を使用してください。

 

【順喪服】

 

もっとも一般的な喪服がこの順喪服にあたります。

参列者の場合、準喪服を着用します。また遺族や近親者が着用する場合もあります。

着用時期:お通夜・葬儀・告別式、3回忌までの法事です。

参列者として葬儀や告別式に参加する場合は、この順喪服を着用しましょう。

*男性*

・ブラックスーツ

黒無地のシングルかダブルのスーツです。ビジネススーツの黒(生地)と礼服の黒は違いますので注意しましょう。

白無地のワイシャツに黒のネクタイ、靴下も靴も黒色です。ポケットチーフやネクタイピンはつけません。
腕時計をする場合は落ち着いたデザインのものにしましょう。

*女性*

・ブラックフォーマルウェア

正喪服との違いは、パンツスーツもOKであること、スカート丈が膝丈~ふくらはぎ丈と少し短め、袖丈が5分丈もOKであること、派手にならなければ織り柄やレースが使われていてもOKであることです。

 

【略喪服】

 

参列者が着用します。

着用時期:急な弔問、お通夜、3回忌以降の法事

*男性*

・ダークスーツ

黒や濃紺、濃グレーなどのダークカラーで控えめなスーツ。無地のほか地味なストライプも可。ネクタイや靴下、靴は黒です。

*女性*

・ダークカラーのワンピースやスーツ

スタイル・袖丈・スカート丈は準喪服に準じ、色は黒だけでなく、濃紺や濃グレーなど地味なカラーであればOKです。

 

【最後に】

立場と場面にあった服装で、故人との別れができると良いですね。

 

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