おくやみのマナー

社葬に参列する時のマナー

2018.06.11

社葬とは、創業者や社長など企業の功労者や、勤務中に亡くなった社員の葬儀を、企業とご遺族がともに主催者となって行うものです。社葬には個人葬とは異なる作法があります。社会人として失礼のないよう社葬に参列する時のマナーを知っておきましょう。

 

【参列する人の選定】

故人を偲ぶとともに、会社への功績を讃える意味で行われる社葬。社葬の知らせが届いたら、まず社内で誰が参列するべきかを話し合う必要があります。

もし社葬の通知が個人宛だったとしても勝手に判断せず、上司ないしトップの判断を仰ぎます。個人的なお付き合いではない会社の社葬では、故人より下の役職の者が参列するのは失礼にあたります。

社葬を行う場合、故人は上層の役職者であることがほとんどですので、やはり社長クラスが参列するのが一般的と言えるでしょう。

 

【香典について】

社葬では香典を辞退している場合も多いので、まず案内状を確認しましょう。先方が辞退している場合はそのご意向に従います。

香典を準備する場合は、先方との関係性を考慮して金額を決定します。社葬での香典の相場は3万円から20万円と言われています。

 

【供花・供物について】

社葬において供花・供物は重要な役割を果たします。そのため、早めに手配を行うとともに、社名や代表者の名前に間違いがないよう十分に注意しましょう。手配の手段としては、口頭よりメールやFAXを利用すると間違えが生じにくく安心です。なお、社葬の案内に供花・供物の辞退の旨が書かれている場合はそれに従いましょう。

 

【服装について】

最近の社葬では、モーニングの着用は主催者側の会社関係のみというケースが多いので、参列者は、一般的に喪服と呼ばれる略礼服を着用すれば問題ありません。

社葬では、会社の規模や格によっては、社会的地位の高い方が多く参列されることもがあります。多くの参列者が正装である中で、一人平服を着ているとなると、会社の面子にも関わりますので、そうしたことにならないように注意が必要です。

一方で「お別れの会」のように少しカジュアルな形式の社葬では、逆に礼服はふさわしくありません。案内状に「平服にてお越しください」と書いてあれば、礼服ではなくダークスーツを着用しましょう。ネクタイも特に黒ネクタイは使用しなくて大丈夫です。

 

【代理参列をする場合】

本来、葬儀に参列するのは故人と同格以上の人がふさわしいのですが、どうしても都合がつかない場合は代理人を立てます。代理人は故人と同格以上の役職でなくても構いません。

代理人は、本来参列するべき人(例:社長)の名刺と自分の名刺を用意します。代理人は、自分の名刺の右肩に代理の「代」を記し、預かった社長の名刺の右肩には「弔」を記すか、左下を折ります。これら2枚の名刺は、受付で差し出します。社長が参列できない事情を伝えお詫びをしましょう。

また、名簿記帳を求められた場合は社長の名前を書きます。代理人が出席したことがわかるように、名前の左下に「代」と書きます。なお、代理人を立てた社長は、後日、お悔やみ状を送ることを忘れないでください。

 

【まとめ】

いかがでしたか。故人を送り出すという意味では個人葬とさほど変わりはありませんが、社葬にはもう一つ、次の新しい時代へ一歩を踏み出すための大切な儀式という意味もあります。社葬に参列する際は、しっかりとマナー守り、会社の品格を損なわないようにしたいものですね。

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