おくやみのマナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG ~神道の玉串奉奠&キリスト教の献花 作法~

2018.05.21

神道の葬儀では、仏式のお焼香の代わりに「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」が、キリスト教の葬儀では、故人との別れの儀式として「献花(けんか)」が行われます。なかなか参列することの少ない葬儀スタイルですので、正しいマナーを確認しておきましょう。

<神道:玉串奉奠>
神式の通夜や葬儀でお焼香の代わりに行われるものです。榊(さかき)の枝に四手という紙を下げたものを祭壇に捧げます。これには神の霊が宿ると言われており、故人の冥福を祈るためのものです。法要の際も玉串奉奠は行われます。

① 順番が来たら祭壇に進み、遺族に一礼。
② 神官に一礼してから両手で玉串を受け取り、右手で榊の根元を持ち、左手で先の方を下から添える。この時、胸のあたりで軽く肘を張る。
③ 祭壇の前に進み、姿勢を正し、一礼。
④ 左手で葉を支えながら、右の手のひらを返し、玉串を右に90度ほど回転させ、手前に根元を持って縦に持つようにする。
⑤ 左手を玉串のもとの方へ移動し、右手は中間くらいを下から支え、玉串を半回転させる。
⑥ 根元を祭壇に向けて供える。
⑦ 遺影を仰ぎ、二礼二拍一礼(深く90度の二礼をし、しのび手(音がならないように手を合わせる)を二回し、再度90度の深い一礼)。その後2、3歩後ろに下がる。
⑧ 体の向きを変え、神官と遺族に一礼し、席に戻る。

<キリスト教式:献花>
献花は日本独自の習慣と言われています。日本のプロテスタント・カトリックどちらの式でも行われます。黙祷の場合、カトリックでは十字を切り、プロテスタントの場合は胸の前で手を組みますが、信者以外は手を合わせて黙とうのみで大丈夫です。
また、キリスト教は仏教や神道とは違い、死に対するする考え方が「神に召される」として不幸なことではない、という意識があります。ですので「御冥福をお祈りします」とは言わず、「安らかな眠りをお祈りします」という言葉が使われます。

① 係りの方から花を受け取る。花の部分を右側にして、両手で受け取る。
② 茎が献花台に向くように回転させ、持ち替える。
③ 花を献花台へ供える。
④ 遺影を仰いで黙祷をささげる。
⑤ 向きを変え、遺族に一礼し席に戻る。

<最後に>
お葬式というものは、故人を想い、送り出してあげる最後の儀式です。直前の方を参考にしても問題はありませんが、基本的なマナーを知っておくと、心に余裕をもって故人との最後のお別れができますよね。宗教によって様々なマナーはあるものの、あまり深刻にとらえず、故人を想いながら行うことが一番大切です。

 

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