2021.02.22
前回は、ひな祭りの由来や雛人形の飾り方についてご紹介しました。
今回は、お祝いの仕方や雛人形を片付ける時期などについて詳しくご説明します。
【ひな祭りのお祝いの仕方】
地域によってお祝いの仕方に違いがあります。
一般的には立春が過ぎた良き日にひな人形を飾ります。
3月3日か前日の夜に家族揃って、ちらし寿司や蛤のお吸い物を食べてお祝いするのが一般的です。
チラシ寿司は、たくさんの具材が彩りよく飾られています。これには、一生食べ物に困りませんようにという願いが込められています。
蛤は、ぴったりと貝殻が合わさっていることから仲の良い夫婦という意味合いがあります。
ひなあられや菱餅もひな祭りの定番です。これも長寿や魔除けを表し、縁起が良いのでひな祭りのお祝いにぴったりです。
しかし、現在では主役の女の子に喜んでもらうというのが一番の目的になり、菱餅の形をしたケーキや主役の女の子の好きな料理を並べるなど、お祝いの仕方にも変化が見られています。
【お祝いの返し】
ひな祭りは基本的に身内でお祝いするものなので、身内の人からお祝いをもらってもお返しは必要ありません。
そのお礼も兼ねて、ひな祭りをお祝いする食事会にお誘いすると、何よりも喜ばれると思います。
遠くに住んでいて、お家に招待できない場合で、感謝の気持ちを贈りたいという人は、お祝いを頂いてから、あまり時間を空けずにお返しをしましょう。
お礼の品だけを贈るだけではなく、お礼状とひな祭りをした日の写真や、雛人形と写した写真など、元気な子供の写真を贈ると気持ちが伝わり、さらに喜ばれることでしょう。
【雛人形を片付ける時期】
雛人形を片付けるのが遅くなると婚期が遅れるというのをよく聞きます。
これは、片付けをしっかりできる大人になって欲しいという意味であり、婚期が遅れるというのは迷信です。
いつ片付けなければいけないという決まりはありませんが、節句が終わればなるべく早く片付けるようにしましょう。
重要になるのは、天気です。雛人形はとても繊細にできています。自然素材のものが使われていて、湿気にとても弱いです。
お天気の良い日を選んで一つ一つ丁寧に片付けましょう。
【まとめ】
ひな祭りは女の子の健やかな成長と幸せを祈ってお祝いする日です。
ひな祭りの意味や由来を話しながら、雛人形を飾るなど昔からの教えも伝えていきましょう。
しかし、ライフスタイルの変化でひな祭りのお祝いの仕方も変わってきています。その家庭に合ったお祝いの仕方で、主役の女の子の幸せを祈りましょう。
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