季節の行事マナー

ふくさ(袱紗)ファクトリーがお届けするマナーBLOG〜土用の丑の日とは〜

2020.06.22

夏になると、スーパーなどの店頭に「土用の丑の日」の看板が出たり、テレビなどでも紹介されますが、土用の丑の日とはどんな日なのでしょうか?
今回は、土用の丑の日についてご説明します。

 

【土用の丑の日の意味】

土用の丑の日は、「土用の時期の丑の日」ということなのですが、いったいどういう意味なのでしょうか。

⚫土用とは?
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間のことです。
つまり、土用の時期は季節の変わり目の時期であり、年に4回あることになります。土用は、雑説(ぞうせつ)という暦のひとつで、次の季節に向かう準備期間とされ、新しく迎える季節の気を育むという意味もあります。
また、土用は「土の気」が盛んになり、色々と不安定になります。慎重に過ごすべき「凶」の時期とも言われていて、特に草むしり、増改築や建築など「土いじり」に関わることは避けるべきとされています。
また、新居購入や引っ越し、旅行などあまり新しいことはせずに、静かにゆっくり過ごすのがいいとも言われています。

⚫丑の日とは?
丑は十二支のひとつで、日本では一年ごとに十二支が決まっていますが、日にちにも十二支が当てはまり、12日間で一周します。そのため、土用の丑の日は毎年少しずつ変わります。
土用の期間中に当てはまる丑の日が「土用の丑の日」なのですが、春夏秋冬必ず丑の日が一度ずつあるので、土用の丑の日は夏だけではないのです。

〈2019年の土用の丑の日〉
1月28日、4月22日、5月4日、7月27日、10月31日

〈2020年の土用の丑の日〉
1月23日、4月16日、4月28日、7月21日、8月2日、10月25日、11月6日

 

【土用の丑の日になぜウナギを食べるの?】

由来には諸説あるようですが、江戸時代にウナギが売れなくて困っているウナギ屋が、平賀源内に相談すると「本日は土用の丑、鰻食うべし」の看板を出すのはどうだ?とアドバイスされたそうです。さっそく出してみたところお店が繁盛し、他のウナギ屋もマネするようになったと言われています。
また、土用の丑の日は季節の変わり目で、体調を崩しやすい時期です。特に夏の土用は夏バテになりやすいので、精のつくものであるウナギを食べる風習が出来たようです。

 

【土用の丑の日の食べ物はウナギだけではない?】

ウナギ以外には丑の日の「う」のつく食べ物を食べると良いとされています。
栄養価が高くて食欲がなくても食べやすい食材である、うどん・ウリ・梅干し・馬の肉・牛の肉などを食べて元気をつけようというのは、今も昔も同じようです。

 

【最後に】

いかがでしたでしょうか。
今回は土用の丑の日の意味や、なぜウナギを食べるようになったかなどをご説明しました。由来などを知ると面白いですよね。実際、季節の変わり目に体調を崩すことが多いので、みんなで土用の丑の日にはウナギを食べて、元気に過ごしましょう。

 

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