2021.09.20
お守りはお寺や神社で授かることができます。
お守りはいつからあり、どのように持つのが正しいのか。実際にどんなお守りがあって、どんな風に扱えばいいのかよく知らないという人もいるのではないでしょうか。今回は、お守りのことについて詳しくご紹介します。
【お守りとは】
幸運や厄除けの意味で人々が近くに持っているとそのご利益を受けられると信じられているものです。
紙や布、木や金属で包まれて装飾され、紐などで口を閉じているのが今の主流になっています。
お守りは、持っているだけで幸運が訪れたり、願いが叶うというものではありません。
そのために努力を惜しまず頑張っている姿を見届けていただくというのが本来の意味に近いです。
【お守りの起源】
お守りの起源は縄文時代の人々が魔除けとして勾玉を身につけていたのが始まりではないかと言われ、6世紀ごろに仏教が伝播し、お寺で呪符が配られるようになったそうです。
現在のような「お守り」という考え方になったのは、平安時代ではないかと言われています。
また、お守りはご神像としての存在があり、数える時は1体2体と数えます。
そして、お守りが置いてある場所は「授与所」と呼ばれているように、販売する、購入するという言い方はしません。授ける、受けると言いましょう。
【お守りの持ち方】
常に身につけて持ち歩くのが正しい持ち方とされています。
しかし、どんな時も持ち歩くことが難しい場合は、家で保管していても問題ありません。その時は、引き出しなどに収納してしまわず、目に見える所に置きましょう。できれば高い所に置くのが良いとされています。身につけて持つ、家で保管するどちらにしても、見守っていただいているという気持ちを忘れずに大切に扱うようにしましょう。
【お守りを人に渡してもいいのか】
あげたお守りはご利益が下がると言われていたり、もし他のお守りを既に持っていたらお守り同士で喧嘩してしまうのでないかという話もあります。
しかし、そんなことはなく、お守りをあげるということに何の問題もありません。
相手のことを思い、相手の幸せを願って渡すお守りは、自分で受けるのと同じようにご利益を受けることに変わりはありません。
大切にしたいのは、もらう相手の気持ちです。
自分の気持ちだけが一人歩きしないよう、相手のどう思うか十分に考慮した上で渡すかどうか考えましょう。
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