2021.08.16
お茶会に参加すると言う人は減っているかもしれませんが、お寺の庭や美術館の近く、京都などでは、抹茶を提供しているカフェがあります。雰囲気が良く、立ち寄ってみたくなりますね。
今回は、抹茶の飲み方や作法についてご紹介します。
【お菓子と抹茶】
和喫茶では、和菓子とお茶が一緒に運ばれてきます。
抹茶をいただく場合は、お菓子を全部食べてから、抹茶を飲むのがマナーになっています。
お菓子も一口サイズに切っていただきますが、あまり小さく切りすぎないよう注意しましょう。
お茶会の場合は、お菓子が先に運ばれてきます。
お菓子を勧められてから「お菓子、頂戴いたします。」と挨拶していただきましょう。
また、お茶会の時は、懐紙とようじは持ち帰るのがマナーです。
【抹茶の飲み方】
お茶会の場合は、抹茶をいただく前に「お点前頂戴致します」と挨拶をします。
和喫茶の場合でも、「いただきます」の気持ちを込めて、お辞儀をすると丁寧です。
左手の平にお茶碗を乗せて、そのお茶碗を抱えるようにして持ちます。左手の平の上でくるくると時計回りに2回まわし、お化粧などで汚さないよう出されたお茶碗の正面を避けて抹茶をいただきます。
普段、音を立てて飲んだり食べたりすることは、マナー違反になりますが、抹茶の時は、最後は音を立てて飲むようにします。この音が最後まで美味しくいただきましたという合図になります。
飲み終わったら、右手の親指と人差し指で軽く飲み口を拭きましょう。お茶碗は先ほどと反対の方向に2回まわして、正面を向けて返します。
素敵な和室で抹茶をいただく時に写真などに残したいと思う人は多いと思います。
使われているお茶碗は高価なものや思いの詰まった物である可能性があります。傷つけないように丁寧に扱うように心がけましょう。
【まとめ】
お茶の世界では「一期一会」と言う言葉がよく使われます。
今この時、会っている人との関係は今この時間しかなく、かけがえのないものだということです。
時間を気にせずにその時間を楽しむのがとても大切です。
お茶を飲む部屋は季節によって飾られているお花が違ったり、置物、掛け軸にも季節を感じたり、思いが込められたりしています。
抹茶を飲んだ後もインテリアなどを楽しみ、その時間を大切に味わいましょう。
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