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「ふくさ」ってどう使うの?由来と正しい使い方

2018.01.09

「ふくさ」ってどう使うの?由来と正しい使い方

「ふくさ」は知っているけれど、どうやって使うかよくわからない・・・と思っている人はいませんか?また使ってはいるけれど、本当に正しい使い方をできているのかわからない・・・と言う人もいるのでは?今回はふくさの由来と正しい使い方をご紹介します!

そもそも「ふくさ」とは?

ふくさは風呂敷より小さく、包む対象も小さい儀礼用に使われる方形の布で、絹・ちりめん等で一重または表裏二重に作られています。無地だけでなく、おめでたい柄物、刺繍を施したもの、寿や家紋が入ったものなどがあります。掛け袱紗と言って進物の上に掛けたり、包み袱紗と言って物を包んだりするのに用いられます。
「ふくさ」と言うと袱紗と書くのが一般的ですが、他に「帛紗、服紗、覆紗」などの漢字表記があります。帛紗と書くときは、袱紗より小さなふくさ(台付きふくさや金封ふくさ)のことを指し、その他にも、茶道で茶道具を拭い清めたり、茶器を取り扱かったりするときに用いられる布も帛紗と書きます。(実際には台付きふくさや金封ふくさが、袱紗と表記されることも多いです。)

ふくさの由来とは?

ふくさの語源は、「ふくさめる」と言う言葉だそうです。硬いものに対して『柔らかい、ふっくらした』と言う意味があるのです。
またふくさの始まりは、塵埃除けを目的に貴重品の収められた箱の上に掛けられていた風呂敷状の布のことでした。それが贈答品を運ぶ際に、道中での汚れ防止や日焼け防止のため用いられるようになったようです。その後風呂敷状の一枚布から、裏地付きの絹布で、四方角に亀房と呼ばれる亀の様に結われた房付きのものに変わりました。さらに、それが儀礼を重んじる慶弔行事の金品贈答時の儀式用品として塗りの盆(広葢)と併せて用いられるようになり、現在に至っているのだそうです。

ふくさの正しい使い方とは?

現在でふくさを使う主な場面は、冠婚葬祭で熨斗袋を包むときでしょう。慶弔時共通のことと、慶事と弔事に分けてご紹介します。

◇慶弔時
先方の目の前でふくさを開いて、熨斗袋の下部を必ず先方に向けて差し出します。台付きふくさの場合は、ふくさから台を外し、台の上に熨斗袋を乗せて差し出します。台なしふくさは折りたたんだふくさの上に、簡易ふくさの場合はそのまま簡易ふくさの上に、熨斗袋を乗せて差し出します。台やふくさを使わなくても失礼にはなりませんし、実際には使わず熨斗袋だけを渡すことが多いでしょう。紫色のふくさは慶弔時どちらも使える万能色です。
◇慶事
台付きふくさは、両面が色違いになっており、慶事の際は赤色が表になるように使います。右開きになるように包んだり、簡易袱紗に入れたりします。慶事では紫色・赤色・朱色・エンジ色等の赤系統色を用います。
◇弔事
弔事の場合は緑などの寒色系の色みの台を上にして使います。慶事とは反対に、左開きになるようにして使用します。弔事では紫色・緑色・紺色・藍色・鼠色等の青系統色を用います。

最後に

ふくさとは単に包むと言う用途だけでなく、熨斗袋が傷まないようにする心遣いや、先方の気持ちを思いやる意味も持っているのです。まだ持っていない人、持っているけど使っていないという方は、ぜひこれを機会に使用してみてはいかがでしょうか?

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