2022.04.25
前回は、無宗教葬儀がどんなものであるかや流れの一例をご説明しました。今回は、無宗教葬儀に参列する際のマナーについて詳しくご紹介します。無宗教葬儀の場合、焼香ではなく献花であることが多いので、こちらのやり方についても詳しくご紹介します。
【参列する時の服装】
無宗教葬儀ですが、故人を悼むために行われているのは他の葬儀と同じです。ですから、どんな服でも良いというわけではなく、故人を送るのにふさわしい服装を心がけましょう。
●男性
服装について特別な指示がない場合は、喪服を着用しましょう。
「平服」でと指定がある場合は、略礼服で十分です。
黒のスーツに白いワイシャツ、ネクタイや靴、ベルトも黒で揃えます。
●女性
女性も男性と同様、特別な指定がない場合は喪服を着用します。「平服」でという指定がある場合は、黒のワンピースやスーツが一般的です。肌の露出が多いのはマナー違反です。胸元が開いている服や膝上のスカートは避けましょう。ストッキングも黒を選びます。
【献花のやり方】
無宗教葬儀の場合、焼香ではなく故人に花を捧げます。
献花は、喪主、遺族、親族、参列者の順番で行うのが一般的です。
①自分の番がきたら、前に進み遺族に一礼します。
②右手に花がくるように左手で茎、右手に花に近い方を持ちます。
③祭壇に進み、故人の遺影に一礼します。
④祭壇の方に根元が向くように時計回りに回転させて、献花台に花を捧げます。
⑤故人の遺影に再度一礼して、黙祷します。
⑥遺族に一礼して、自分の席に戻ります。
【香典】
無宗教葬儀でも「ご厚志お断りします」という案内がある場合以外、香典は準備しましょう。不祝儀袋か白い封筒に包みます。表書きは、「御霊前」「御花料」とします。
相場についても通常の葬儀と同じです。
両親…10万円
兄弟姉妹…3〜5万円
親戚…1万円
上司…5千円〜1万円
部下、友人…5千円
【まとめ】
無宗教で葬儀を行った場合は、葬儀後の供養についても遺族で話し合っておく必要があります。無宗教葬儀の場合、菩提寺の墓地に納骨できないこともあります。墓地についても考えておきましょう。
近年ではお墓を建てないという人も増えています。「海洋散骨」や「樹木葬」というのも選択肢の一つです。
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