2018.07.02
結婚式の際には、様々な方からお祝い金やお祝いの品をいただくことになります。心からのお礼をお伝えすることはもちろん、内祝いとしてお返しをするのがマナーです。結婚内祝いはいつ頃、どれくらいの金額で贈れば良いのでしょうか?
【そもそも内祝いって何?】
内祝いと聞くと、お祝いのお返しのことを指すと考える人も多いと思います。確かに、現在その意味で使われることがほとんどです。
しかしそもそも内祝いとは、「お祝い事があった際、お祝いをいただいた、いただいていないに関わらず、その祝い事を記念してお祝いの品を配ること」だそう。義務的なお返しではなく、「喜びの心を贈る」「喜びを分かち合う」と捉えると、いいかもしれませんね。
【結婚内祝いは全員に贈るの?】
結婚内祝いは、基本的にお祝いをいただいた方全てにお贈りするのがマナーです。しかし披露宴にお招きした皆さんには、すでに「引き出物」でお返しをしていますので、重ねて贈る必要はありません。
両親や祖父母、兄弟姉妹であっても、喜びを分かち合うための記念品である内祝いを贈ることは、良い思い出にもなるでしょう。
ご両親の場合は、結婚披露宴の席でプレゼントを渡すことも多いですね。
【内祝いを送る時期は?】
一般的に、結婚式を挙げてから(もしくは、入籍をしてから)2週間から1ヶ月以内にお送りするのが良いとされています。
結婚式の前にもお祝いをいただくことがありますが、結婚式後に内祝いをお贈りして問題ありません。しかしその場合も、お礼の連絡だけは先にしておきましょう。状況によってメールでも構いませんが、電話での連絡が望ましいですね。また、早くにお祝いをいただいた場合、うっかり贈るのを忘れてしまった!なんてことにならないよう、あらかじめリストを作っておくと安心です。
万が一1ヶ月以上過ぎてしまった場合は、すぐにお詫びの連絡をし、内祝いの品を手配するようにしましょう。品物にも、一言お詫びの言葉を添えるといいですね。
【お返しする金額はどれくらい?】
結婚内祝いの相場は、いただいたご祝儀や品物の3分の1から半分です。3万円であれば、1万円〜1万5千円くらいが目安になります。
親戚からのお祝いについては、地域よって違いがあったり、親戚同士の取り決めがあったりする場合もあります。一般相場と同じ場合もあれば、気持ち程度、お返しはなし、などかなり幅が広いですので、ご両親などに相談してみる方がいいでしょう。
【最後に】
マナーに厳しい方であれば、内祝いを贈り忘れることで今後のお付き合いに影響が出ることもあります。
そもそも、いただいたお祝い(気持ち)に対して、感謝の気持ちと、喜びを分かち合う気持ちを持って内祝いをお贈りすることは、素敵なことです。
贈る相手の顔を思い浮かべながら、準備を進めてくださいね。